有名高校などがひしめく神奈川県、埼玉県は全国的には下位

全国の平均正答率を下回っている3県

神奈川県、埼玉県は有名高校などがひしめくも全国的には下位 首都圏教育格差!

(Image:Shutterstock.com)

 文部科学省が毎年行っている「全国学力・学習状況調査」。いわゆる学力テストだ。かつては公立だけであったが、国立や私立(一部は不参加)でも行われるようになり、より正確な都道府県別の学力が推計できるようになっている。
 まずは小学校。意外にも全国1位は石川県。次いで秋田県、福井県とつづき、首都圏はトップ3に食い込むことはできなかった。首都圏トップは、おおかたの予想通り東京都。全国9位にランクインし、何とかトップ10入りを果たした。首都の面目は保った格好だ。しかし、ここからがやや残念な結果に……。首都圏2位は千葉県なのだが、その全国順位は23位。この時点ですでに平均正答率を下回っている。有名高校などがひしめく神奈川県はなんと全国37位! 埼玉県に至っては41位と沈んでいる。児童数が多いため、平均値が多少低くなるのは仕方ないものの、惨敗ともいえる結果であろう。
 次に、中学校も見ていこう。こちらの全国順位は1位福井県、2位秋田県、3位石川県。小学校でトップ3だった県が入れ替わっただけで、中学校でも首都圏はランクインできなかった。そればかりか期待の東京都が全国11位で、トップ10入りを逃している。ほか3県は相変わらず下位に沈んではいるが、千葉県と神奈川県が逆転。神奈川県が25位にあがり、千葉県は31位まで落ち込んでいる。埼玉県も全国35位に上がってはいるが、首都圏最下位は変わらず。3県とも平均正答率を下回っているので、正直なところドングリの背比べではあるのだが……。

意外に英語教育が進んでいる千葉県

 学力テストでは見事に散ってしまった首都圏だが、こと英語教育にかぎってはちがう。文部科学省による「英語教育実施状況調査」(平成27年度)は、全国の中学3年生と高校3年生を対象に実施されている。そこで、なんと千葉県は中3で全国1位、高3で全国2位という輝かしい結果を残している。東京都は中3で3位だったが、高3になると14位にまで後退。同じように神奈川県も中3で6位だったが高3では41位と下位に沈む。埼玉県は中3で7位、高3で14位。よくも悪くも中位をキープした。
 こうした結果となったのは、千葉県が英語教育に力を入れているからだ。千葉県教育委員会は英語の「読む」「聞く」を判定するテスト「英検IBA」の受験を推進。公立中学、全日制高校のほとんどが参加している。さらに英語教諭に神田外語大学への研修を受けさせるなど、特別な取り組みを行っているのだ。

引用元:首都圏格差 首都圏生活研究会 (著)(三交社刊)

首都圏格差 首都圏生活研究会 (著)

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