プロ麻雀リーグ「Mリーグ」開設! 目指すは五輪!?

2018年7月17日、サイバーエージェント社社長の藤田晋氏は記者会見を開き、麻雀の国内プロリーグ「Mリーグ」の開設を発表。優勝賞金額5000万円を賭けて麻雀のパブリックイメージを向上させ、最終的には2020年の北京冬期オリンピックでの正式種目化を目指すというが…!?

麻雀の社会的地位向上を目指す

プロ麻雀リーグ「Mリーグ」開設! 目指すは五輪!?

(Image:m-league.jp)

 人気ブログサイト「アメーバブログ」やインターネットテレビ「Abema TV」を運営するサイバーエージェント社を一代で築き上げ、「IT業界の寵児」と呼ばれる藤田晋氏。敏腕社長としてさまざまな分野で成功を収める彼だが、一部では大の麻雀好きとしても非常に有名。
 福井県から大学進学のために上京した藤田氏は、裏世界無敗の雀鬼・桜井章一率いる「雀鬼会」に入会し一時期は本気でプロ雀士を目指していていたという。2014年1には竹書房主催のプロアマ混合トーナメント「麻雀最強戦」に参戦、並み居る強豪を打ち負かして見事優勝しており、その腕前はまさにプロ顔負け。さらに藤田氏は自社運営の「Abema TV」に「麻雀チャンネル」を開設し、多忙な身でありながら同チャンネルの番組に度々登場しており麻雀への強い愛が伺える。
 そんな藤田氏は2018年7月17日に記者会見を開き、2018年10月から麻雀の国内プロリーグ「Mリーグ」を開設すると発表。スポンサーとして、コナミ、テレビ朝日、セガサミーホールディングス、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、U-NEXTなど、名だたる大企業が参加しており、リーグ戦の優勝賞金は5,000万円にも上るという。
 藤田氏は麻雀のMリーグ開設の目的を麻雀の社会的地位を向上させ、「賭博」ではなく、チェスやブリッジ、バックギャモンなどと同じ「マインドスポーツ」として認識してもらうのが狙いであると明かした。
 また、藤田氏はそんな社会的地位向上を阻害する要因として、「ルールの複雑さ」が課題であると主張。現在日本には複数の麻雀団体が存在し、それぞれが独自のルールを掲げている。加えて地方や雀荘ごとに「ご当地ルール」があり、麻雀には将棋やチェスのような「統一ルール」が存在していない。藤田氏は「AbemaTV」の麻雀番組などでたびたびこの「統一ルール制定」の重要性を説いており、今回の「Mリーグ」におけるルールを各団体や店舗にどこまで浸透させられるかが、氏が課題とする「ルールの複雑さ」の解消に繋がることは間違いない。

大きく出遅れた「日本の麻雀」

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 ところで、2017年4月には国際マインドスポーツ協会は競技麻雀を「国際マインドスポーツ」に認定。また同年7月に40の国と地域が加入する「国際麻雀連盟」が同協会(IMSA)の正会員になることが決定し、さらに連盟は2022年の中国・北京で行われる冬季オリンピックの室内競技として「麻雀」を正式種目とするよう国際オリンピック委員会(IOC)に申請するなど、世界的に見れば麻雀はマインドスポーツ化し始めており、競技人口は中国を中心に緩やかではあるが確実に増加しているという。
 しかし、日本国内で見ると麻雀競技人口は2009年の1,350万人をピークに下がり続けており、2015年にはその約半分となる600万人、翌年の2016年には500万人と急落している(公益財団法人日本生産性本部作『レジャー白書 2017 余暇の現状と産業・市場の動向』による)。この数値を見る限り、日本の麻雀は世界から大きく取り残されてかけているのが現状だ。
 顧問として、これまでサッカー「Jリーグ」やバスケットの「Bリーグ」などの設立に携わってきた川淵三郎氏を迎え、 「ギャンブルからの離脱」と「プロスポーツ化の推進」で、麻雀のオリンピック正式種目化を目指すと宣言した藤田氏。
 賭博イメージの払拭に統一ルールの制定など、乗り越えなければならない課題が山積みである日本麻雀界において、藤田社長がどのような立ち回りを見せるのか。「点5000万円」という大勝負の行方に注目が集まる。

文=

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