杭を打ってないタワーマンションって大丈夫なの?

モデルルームに行くと、販売員から「このタワーマンションは地下30mの岩盤(支持層)まで何十本も杭を打っているので安心です」などと説明されることがあります。
確かに地震の多い日本でタワーマンションを建てるのですから、それだけの杭を打つのは当たりまえだと思っている人も多いでしょう。しかし、実際には杭をまったく打たずベタ基礎で建てられているタワーマンションもたくさん存在します。

「えっ! タワーマンションなのに杭を打たないで大丈夫なの?」

杭を打ってないタワーマンションって大丈夫なの?

と不安になる人もいるでしょうが、それは逆です。
そもそも、支持層がすぐ浅い地下にある地域であれば、杭を打つ必要すらありません。一般的に杭が長いほど、支持層が奥深くにあることを表します。タワーマンションを杭を打たずベタ基礎で建てられるということは、そこは地盤が固く、液状化の心配もない地震に強い地域だと言えるのです。
もちろん、埋立地に建設されるタワーマンションが安全ではないという話ではなく、しっかりと杭を固い地盤まで打ち込んであれば、安全性にはまったく問題がありません。誤解のないように。

文=

引用元:住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話(三交社刊)

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