戸籍から離婚歴をあとから消去できるって本当?

昔に比べ、離婚歴があっても社会的な影響を受けることは少なくなった。とはいえ、未だに再婚するときや、社会的なことで支障をきたすことはある。実は、戸籍から離婚歴を消す方法があるので、気になる人はぜひ参考にしてほしい。

再婚するときは、やはり離婚歴を戸籍から消しておきたい

戸籍から離婚歴をあとから消去できるって本当?

(Image:Shutterstock.com)

離婚のことを「バツイチ」とか「バツニ」とか呼ぶことがある。これは、紙で戸籍を管理されていた時代に、離婚すると戸籍の配偶者名に大きなバツ印が付いたのが由来だ。なお、現在はバツ印の代わりに「除籍」と記載される。
昔だと、離婚は非常にイメージが悪く、再婚に支障をきたしたり、社会的な地位にも影響を及ぼすことがあった。近年、離婚歴はそれほど問題視されなくなってきたようだが、なにかと悪い印象を持たれやすいということに変わりはない。
いつ、どこで離婚歴が問題にされるかもわからないので、どうしても気になる人は抹消しておく方法もある。ここでは離婚歴の消し方について説明していく。

最もポピュラーな「転籍」による抹消

戸籍から離婚歴をあとから消去できるって本当?

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戸籍から離婚歴を抹消するのに最も使われる方法が「転籍」だ。これは本籍を移動する方法。移動させる場所はどこでも構わず、現在の本籍地以外の市区町村へ本籍地を移動させる。戸籍法施行規則第37条で「離婚歴は引き継がれない」となっているため、離婚歴のない戸籍にすることができる。なお、同一市区町村内で本籍地を移動させてしまうと、本籍の欄が訂正されるだけで、離婚歴はそのまま残ってしまうので注意しよう。

女性の場合は「分籍」という方法もある

戸籍から離婚歴をあとから消去できるって本当?

(Image:Shutterstock.com)

女性の場合、結婚時に相手の戸籍に入るのが一般的だ。このような女性の場合、離婚すると両親の戸籍にいったん戻ることになる。結婚したときに両親の戸籍から抜けているので、子である自分の名前には「除籍」が付いているが、その「除籍」は消されずに、新たに名前が追加される。そのため、離婚したことが一目瞭然だ。
「分籍」とは、戸籍を分けて独立することで、両親の戸籍に戻ったあと、別の市区町村に旧姓で申請すれば、新しい戸籍には離婚歴は転記されない。
ただし、女性が戸籍筆頭者になっている場合はこの方法は使えない。そのようなケースの場合は、先ほど解説した転籍を利用しよう。
離婚歴を「消す」方法について説明してきたが、正確な言い方をすると「隠す」が正しい。説明した方法だと、現時点での「戸籍」から離婚歴を消すことは可能だが、改正される前の戸籍である「原戸籍」や、除籍などの履歴を記録する「除籍謄本」には離婚歴は残ってしまうからだ。残念ながら、これらの謄本からは離婚歴を消すことはできない。しかし、除籍謄本を第三者が勝手に取得することはできないので、あまり神経質に心配する必要はない。
再婚などをするときに離婚歴は気になるものだ。戸籍を新しくすれば、気持ちも新たに新生活をスタートさせることができるだろう。

(※11/27 記事の一部を訂正いたしました)

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