副収入の所得区分で税率も変わる!サラリーマンの副業で気になる税金! 税金はかかる? かからない?

副業というと、一般的には「副収入」=「会社からもらっている給与の他にプラスアルファで稼ぐ」というイメージかと思います。
「正社員で働くかたわらのアルバイト収入」も副業でしょうし、コラムやエッセイを書くことや、モデル等の出演料も副業になると考えられます。「休憩時間等を利用した株などのネット取引」や、流行りのフリマアプリも副業でしょう。
しかし、これら“副業”と呼ばれるものには区分はありません。実は、税法上“副業”という用語や定義がどこにもないのです。副業の種類や得た副収入の性質によって「○○所得」という区分にわけられます。この所得区分の違いで、税金の算式や税率も変わってきます。

各収入に対する所得区分

サラリーマンの副業で気になる税金! 税金はかかる? かからない?

(Image:Shutterstock.com)

●アルバイトでの収入
 正社員でもアルバイトでも、税法上は同じく「給与所得」という区分となります。したがって、この場合は本業も副業も給与所得として処理されます。
 税額計算の手順としては、正社員分の年収とアルバイト分の年収を合計し、その年収に応じた給与所得を算定する、というのが正解です。

 

●空き時間の株取引での収入
 譲渡所得あるいは配当所得サラリーマンが休憩時間等を利用して株取引を行い、譲渡によって損益が発生したら、「譲渡所得」として扱われます。
 また、売買取引はしていないが配当金を得ている場合には、「配当所得」という区分となります。
 株の売買をしたなら譲渡所得の、配当金を得たなら配当所得の基本算式・特例について調べ、確定申告すべきかどうか判断します。

 

●コラムやエッセイを書いた、モデル等での収入
 雑所得会社員が休日等にコラムやエッセイを書いたり、モデルをしたりした場合、その収入が小遣い稼ぎ程度であれば、「雑所得」という区分になります。
 税額を計算する際は、打ち合わせや調べ物にかかった費用、現場での衣装代の自己負担分などを執筆報酬や出演料から差し引いた上で、所得を算出します。

 

●ネット副業での収入
 雑所得サラリーマンが休日や勤務時間外にオークションに出品して収入を得た、あるいはアフィリエイト収入を得たという場合もその収入が小遣い稼ぎ程度であれば、「雑所得」として扱われます。
 ただし、「不用品をオークションで売った」というケースであれば、税法上は「生活用動産の譲渡」として非課税扱いです。

 

●サラリーマン大家での家賃収入
 不動産所得サラリーマンの場合、「相続でもらったアパートを所有している」「転勤等で空家になったマイホームを賃貸に出す」など様々なケースがあります。
 規模の大小や詳細にかかわらず、いずれも不動産所得という区分です。