資産価値の高い「天皇陛下御即位記念」10万円金貨のカラクリとは!

「ノーリスクで必ず儲かる買い物がある!」なんて話は誰も信じないだろうが、実はそんな美味しい話が現実にある。それが「10万円金貨」である。もし、家に10万円金貨が眠っていれば、高値で売れるかも!

10万円金貨は10万円以下には絶対にならない!

資産価値の高い「天皇陛下御即位記念」10万円金貨のカラクリとは!

(Image:Amazon.co.jp)

 リスクのない投資はないと思っている人が多いだろうが、世の中にはリクスゼロで絶対に損しない買い物もある。それは「10万円金貨」だ。
 10万円金貨なんて見たことも聞いたこともないという人もいるだろうが、10万円金貨は昭和61年と昭和62年に「天皇陛下御在位60年記念」で作られたものと、平成2年に「天皇陛下御即位記念」に作られたの2種類が発行されている。前者は純金製20gで昭和61年に1,000万枚、昭和62年に100万枚が発行されている。後者は純金製30gで200万枚が発行されているのだ。
 それでは、10万円金貨がどうして絶対に損しない買い物なのだろうか? まず、この10万円金貨はあくまでも日本で発行された“硬貨”なので、常に「10万円」の価値があること。しかし、金貨は“純金”として売ることも可能なので、金相場が高いときに売れば必ず利益が出るのである。

次の天皇陛下御即位記念金貨はどうなるの?

資産価値の高い「天皇陛下御即位記念」10万円金貨のカラクリとは!

(Image:Amazon.co.jp)

平成2年発行の「天皇陛下御即位記念」10万円金貨は30gの“純金”としての価値もある。ちなみに、Amazonでは18万円のプレミア価格で売られている(2018年11月現在)※2018年12月19日現在、Amazonでは販売されていません。

 2018年11月6日現在の金相場は1g当たり4,885円(田中貴金属工業の相場)なので、30gの平成2年「天皇陛下御即位記念」の10万円金貨は、金としては14万6,550円の価値がある。一方、「天皇陛下御在位60年記念」のほうは20gしかないので、純金としての価値は9万7,700円しかない。しかし、硬貨としてはずっと10万円の価値があるので、金相場が上がったときに売ればいい。つまりノーリスクなのである。もし、自宅に10万円金貨が眠っているなら、金相場が上がったときに売却しよう。
 そこで、気なるのが2019年に次の天皇陛下が御即位されたとき、10万円金貨が発行されるかどうかだが、残念ながら額面は1万円になりそうだ。実は「天皇陛下御在位60年記念」の10万円金貨は偽造事件が起きており、現在の記念貨幣は額面1万円が主流となっている。すでに、2018年11月1日より造幣局で「天皇陛下御在位30年記念金貨」は13万8,000円で発売されているが、こちらも額面は1万円なのである。

文=

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