物を図りたいときに、いちいちメジャーがを引っ張り出してくるのは面倒なものだ。そこで使いたいのが「計測」アプリ。このアプリはAR機能を使って物の長さや面積を測定するので、iPhoneをかざせばすぐに計測できる。
メジャーがなくてもiPhoneですばやく計測
（Image:Shutterstock.com）
「計測」アプリは、iOS 12で新しく追加されたもの。AR技術を使い、カメラで写した物の長さや面積を測定できる。測定の精度は完全ではないが、ザックリと大きさを測りたいときには便利だ。
「計測」アプリは初期状態では、ホーム画面の「便利ツール」フォルダの中にある。アプリを起動すると「iPhoneを動かして開始」と表示されるので、画面の通りに動かそう。画面上にポインターが表示されれば、計測が可能になる。
なお、「計測」アプリはiOS 12が搭載されたiPhone 6s/6s Plus以降のiPhoneで利用できる。iPhone 6/6 Plus以前の端末では利用できまないので注意しよう。
ホーム画面の「便利ツール」フォルダにある「計測」をタップしてアプリを起動する。「iPhoneを動かして開始」と表示されたら画面の通りにiPhoneを動かし続ける。測定する物に沿って動かすといいだろう
準備が整うと画面上にポインターが表示される。長さを計測したい開始点にポインターを合わせたら、「+」をタップする
そのまま終点までポインターを移動させ、「+」をタップする
これで計測は終了。長さが画面上に表示される。もし誤ったところポイントしてしまった場合は、戻るアイコンをタップすれば、1つ前の状態に戻すことができる
開始点や終点はドラッグして移動させることができる。対角線の長さなどを調べたいときに便利だ
面積を測りたい場合、その物体の全体を写すようにする。黄色い枠が表示されたら、「+」をタップする
黄色い枠の部分が測定され、各辺の長さと面積が表示される
傾きなどを計測することも可能。計測したい物に対して仰向きに置き、「水準器」をタップ。傾斜角が表示されるので、0になるように調整しよう
手元にメジャーがなくてもすぐに計測できるので大変便利なこのアプリ。メジャーをあてることができない場所にあるものの長さなどを、ザックリと測りたいときにはぜひ試してみたい。
