【今さら聞けない】封筒などの綴じ目に押してある「緘」って何?

4月からレギュラー放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合 毎週金曜 午後7時57分~ 再放送 毎週土曜 午前8時15分~)は、毎回5歳のチコちゃんに質問され、大人が答えられないと「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られるNHKの人気バラエティー番組。毎回楽しみにしている人も多いと思うが、ここでは、今後の放送でチコちゃんが質問しそうなネタを紹介する。もし、事前に答えを知っていれば「チコれる(正解)」ので、周りから賞賛されるかも?

封筒の綴じ目に押してある「緘(かん)」って何?

【今さら聞けない】封筒などの綴じ目に押してある「緘」って何?

重要な書類が入っている封筒の綴じ目に押してある「緘」は、「口をとじる」という意味。つまり「あて名にある人以外は開封禁止」ということ

 当たり前のことだけど、「言われてみればどうしてだろう?」といったことを5歳の女の子に質問され、大人が答えに窮すると「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られるNHKの人気番組『チコちゃんに叱られる』。毎回欠かさず見ている人も多いだろう。そこで今回は、今後チコちゃんが質問しそうなネタを事前に紹介し、放送で質問されたときには正解(チコる)できるように準備したいと思う。もし、放送中に正解を答えられれば周りの人から賞賛されるかも!
 まずは「封筒を閉じたときによく押してある「緘(かん)」って何? ビジネス上で、よく重要な書類が入っている封筒の綴じ目に押してある「緘」は、「口をとじる」という意味。これは「あて名にある人以外は開封禁止」で、誰にも開封されていないことを示す機能がある。本来は「とじ紐」という意味があって、とじ紐でしっかりと封印したことを表すのだ。
 ちなみに、親しい人との手紙にペンで手書きする「〆(しめ)」も「緘」とほぼ同じ意味があり、あて名にある人以外は開けてはいけないことを示す。なお、「〆」は中国にはない漢字で、完全に日本独自のものだとか……。決して「×(バツ)」ではないので、間違えないようにしよう。

「埒が明かない」の“埒(らち)”って何?

【今さら聞けない】封筒などの綴じ目に押してある「緘」って何?

(Image:Shutterstock.com)

「埒が明かない」の“埒”は牧場の周囲にある柵(囲い)のこと。競馬の柵が外されるのを皆が待ちわびたからという説が有力

 もうひとつ、チコちゃんが質問しそうなネタを紹介しよう。「埒が明かないの“埒(らち)”って何?」。「埒が明かない」とは「物事が先に進まない」ことを言うが、本来は「埒が明く」(かたがつく)こととして使われていた。“埒”は牧場の周囲にある柵(囲い)のことを示すが、由来には諸説あり、競馬の柵が外されるのを皆が待ちわびたからという説が有力。また、春日大佐の祭りで祝詞が終わるまで、神輿の柵が開かないことが由来とする説もあるそうだ。

文=中川久/フリーライター

(※2019/4/23 記事の一部を訂正いたしました)

関連記事

【今さら聞けない】封筒などの綴じ目に押してある「緘」って何?のページです。オトナライフは、【ヘルス・ライフスキルビジネスNHK】の最新ニュースをいち早くお届けします。