中国語の「愛人」は“奥さん”の意味! 同じ漢字でも日本語とこんなに意味が違う!

「漢字」とは、その名の通り古代の中国王朝「漢」から伝わった文字だ。日本人は古くから漢字に親しみ、現在でも日常的に使用している。したがって、日本人が同じ漢字を使う中国へ旅行に行ったとき、街の看板を見れば何となく意味はわかるし、中国語ができなくても、筆談である程度は意思疎通ができると言われている。だが、それは必ずしも正しくない。実は同じ漢字でも日本と中国では、意味が全然違うことも少なくないのだ!

同じ漢字でも、中国語では全然違う意味に!?

中国語の「愛人」は“奥さん”の意味! 同じ漢字でも日本語とこんなに意味が違う!

(Image : TungCheung / Shutterstock.com)

 中国の漢王朝から、日本へ伝わった「漢字」。現代の中国と日本でも、同じ漢字が数多く使われており、中国語のわからない日本人でも、街の看板や立札、案内板などをみれば大体の意味が分かると言われている。しかし、同じ漢字でも日本と中国では意味がまったく異なる場合もあるのだ。
 たとえば、中国や台湾旅行でよく見るのが「酒店」や「飯店」。これはレストランや飲み屋ではなくホテルや旅館という意味。「汽車」は自動車の意味である。また、仕事で中国に行ったときも勘違いすることが多い。まず「総経理」という名刺をもらったら要注意だ。これは日本の会社でいう「社長」のことで、経理部長ではない。「工作人員」はスパイなのかと思うが日本語では「職員」という意味でしかないし、「告訴」は裁判ではなく単なる「報告」という意味しかないのだ。勘違いしないようにしたい。
 それ以外にも、家族関係の用語にも注意が必要だ。中国での「愛人」は妻や夫のことを意味し、「老婆」は妻、「娘」は母親を意味する。これらはかなり混乱しやすいので注意しよう。変わったところでは中国語の「勉強」。これは「強要する」という意味なので、中国人留学生などに使うのは避けたい。ちなみに「学習」なら、日中同じ意味・用法なので大丈夫。
 このように、中国語と日本語では同じ漢字でも真逆の意味になったり、微妙にニュアンスが異なることも多いのだ。

 

■日本と中国で意味が異なる漢字例
・「手紙」…トイレットペーパー
・「汽車」…自動車
・「愛人」…妻や夫 ※日本語の愛人は「情人」
・「老婆」…妻(夫人)
・「娘」…母親
・「勉強」…強要する ※日本語の勉強は「学習」
・「暗算」…陰謀を企む※日本語の暗算は「心算」
・「大丈夫」…一人前の男性
・「調理」…動物や子どものしつけ
・「我慢」…私は遅い
・「工作人員」…職員 ※スパイではない
・「検討」…自己批判する
・「放心」…安心
・「前年」…一昨年 ※日本語の「昨年」は「去年」
・「総経理」…社長 ※経理部長ではない
・「小人」…徳のない人・平凡な人
・「告訴」…伝える・報告する
・「湯」…スープ ※「男湯」は「男スープ」という意味なる
・「下水」…内蔵・水につける ※「下水湯」は「モツスープ」という意味
・「酒店」「飯店」…ホテル・旅館
・「鬼」…幽霊 ※「酒鬼」はアル中など良い意味では使われない

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