厚さ制限がない「レターパックプラス」をゆうパックみたいに使う荒ワザ!

アナタは郵便局の「レターパック」をご存じだろうか? レターパックには「ライト」と「プラス」の2種類あるが、いずれも日本全国に4kgまでの書類や物を均一料金で送ることができる優れもの。しかも、520円の「レターパックプラス」なら厚さ制限がないため、パンパンに荷物を入れて「ゆうパック」代りに使うことも可能となっている。そこで今回は、レターパックプラスに極限まで荷物を詰めて送る荒ワザを紹介しよう!

レターパックプラスには厚さ制限がないのがポイント

郵便局の「レターパック」は、専用A4パック(送料込)を郵便局で購入し、その中に送りたい書類や商品(現金は不可)などを入れてポストに投函すると、日本全国に均一料金で発送できるサービスだ。

しかも、レターパックはスマホで荷物の追跡が可能なので、ビジネスシーンでは契約書や請求書といった親書を送るのによく使われている。

レターパックには全国一律520円で送れる「レターパックプラス」と、370円の「レターパックライト」の2種類がある。

両者はいずれも4kgまでの荷物を送ることができるが、「レターパックライト」のほうは、宛先のポストに投函されるのが前提なので、厚さ3cm以内に限定されている。

これに対し「レターパックプラス」に厚さの制限はなく、宛先には宅配便のように手渡しされるのだ。つまり、「レターパックプラス」は4kg以内であれば厚さのある商品を封筒がパンパンになるまで入れてもOKなのである!

レターパックには全国一律520円で送れる「レターパックプラス」(4kgまで)と、370円の「レターパックライト」(厚さ3cm・4kgまで)の2種類(Image:shop.post.japanpost.jp)

レターパックには2種類ある。いずれも重さは4kgまでOKだが、370円のレターパックライト(青)は厚さ3cmまでの制限があり(写真左)、520円のレターパックプラス(赤)は厚さ制限がない(写真右)

「レターパックプラス」は厚さ制限がないのでパンパンになるまで荷物を詰めてもOK

「レターパックプラス」は厚さ制限がないので、封筒がパンパンになるまで荷物を詰めてもOK! 写真の状態でも日本全国一律520円で送ることができる

レターパックの中に詰めたのはB5・96ページの雑誌9冊。もちろん、現金以外で合法的な物なら4kg以内までOK

今回、レターパックの中に詰めたのはB5・96ページの雑誌9冊。もちろん、現金以外で合法的な物なら4kg以内で何を入れても構わない

パンパンに雑誌を詰めても約2.3kgしかなかった

さすがに、ちょっと重さが気になったので計ってみたところ、約2.3kgしかなかった。これなら完全に合法である

北海道-沖縄間なら「ゆうパック」より910円もお得!

「レターパックライト」と違い、「レターパックプラス」は厚さの制限がないため、4kgまでなら封筒が箱型になるまで荷物をパンパンに詰めることが可能だ。これでで送料は日本全国520円均一なのである。

たとえば、「ゆうパック」で60サイズ(縦・横・高さの合計が60cm以下・重量25kg以下)の荷物を東京都内から東京都内宛に送ると810円だが、持込割引き適用(-120円)で690円になるため、レターパックプラスは170円しか得しない。

しかし、これが北海道から沖縄に送った場合は持込割引き適用時でも料金は1,430円もかかるため、「レターパックプラス」なら910円も得するというわけだ。あくまでも重さが4kg以下の場合だが、これは見逃せないだろう。

もちろん、3cm以上の厚さのある「レターパックプラス」はポストに投函できないので、郵便局の窓口に持って行く手間はかかる。それでも、個数が多ければその手間をかけるだけの価値はあるだろう。

厚さ3cmまでのレターパックなら、ライトでもプラスもポストに投函することができる

厚さ3cmまでのレターパックなら、ライトでもプラスもポストに投函することができる(写真右の投函口)。ただし、3cmを超えるプラスは、郵便局に持ち込むしかない(写真は東京・かっぱ橋商店街のポスト)

キャッシュレス決済アプリで買えばさらにお得に!

郵便局では2020年7月からキャッシュレス決済が可能となっている。詳しくはこちらで解説しているが、スマホやクレカなどのキャッシュレス決済でレターパックを買えば、0.5~1.5%程度のポイント還元が受けられる。

ちなみに、ゆうちょ銀行が提供するスマホ決済サービス「ゆうちょPay」は、郵便局の窓口で利用すると、決済金額の5%のポイントが還元されるキャンペーンを実施していることがある。

チケットショップでもレターパックは3~4%程度しか安くないので、もし、日頃からレターパックを大量に利用している人なら、このようなゆうちょPayのキャンペーンを見逃さないようにしたい。

郵便局でポイント還元の大きいキャッシュレス決済を利用すればお得

2020年7月から郵便局でもキャッシュレス決済が可能となった。ポイント還元の大きいキャッシュレス決済を利用すればお得に!

郵便局で利用可能なクレカや交通系ICカード、スマホ決済サービス一覧(Image:post.japanpost.jp)

クレカや交通系ICカード、スマホ決済サービスでレターパックを購入できる。決済方法によっては0.5~1.5%程度はポイント還元されて、レターパックも安く購入できる

2021年12月末で終了したが、郵便局の窓口で「ゆうちょPay」を使うと5%も還元された(上限は月300pt×4カ月(Image:jp-bank.japanpost.jp)

こちらのキャンペーンは2021年12月末で終了したが、郵便局の窓口で「ゆうちょPay」を使うと5%も還元された(上限は月300pt×4カ月)。今後、このようなキャンペーンが実施されたときは積極的に活用したい

レターパックはLINEで手軽に荷物の追跡も可能!

いかがだろうか? レターパックプラスを上手に活用すれば、送料を大幅に削減することができるのをお分かりいただけただろうか?

ちなみに、レターパックではLINEの「ぽすくま」で、手軽に荷物の追跡も可能となっている。利用方法はこちらで確認してほしいが、レターパックならさまざまなシーンでお得に利用できるだろう。

レターパックではLINEの「ぽすくま」で手軽に荷物の追跡も可能

LINEには郵便局の公式アカウント「ぽすくま」があるが、ここでレターパックのお問い合わせ番号を入力すると配送状況を追跡できる

●郵便局「レターパック」(公式)は→こちら
●ゆうちょ銀行「郵便窓口におけるキャッシュレス決済」(公式)→こちら
●ゆうちょ銀行「ゆうちょPay」(公式)→こちら
●ゆうちょ銀行「キャンペーン、おすすめ商品・サービス」→こちら

文=中川久/フリーライター

関連記事

厚さ制限がない「レターパックプラス」をゆうパックみたいに使う荒ワザ!のページです。オトナライフは、【ヘルス・ライフ日本郵便レターパックレターパックライトレターパックプラスぽすくま】の最新ニュースをいち早くお届けします。