「GPS位置情報偽装」すると、どんなリスクがあるのかまとめてみた! ポケモンGOやドラクエウォークなど

「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」のようなGPSを使った位置情報ゲームが大流行中。これに応じて急増しているのが「位置偽装」だ。GPSの認識をごまかすものだが、これを使うと結構なリスクを背負い込む恐れがあるので注意したい。

そもそも「位置偽装」って何?

(Image:Shutterstock.com)

「位置偽装」とは、スマホのGPSをごまかして別の場所にいるように見せかける行為のこと。位置偽装を使うシーンはさまざまあるが、特に多いのが「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」のように街中を出歩くゲームアプリでの使用。これらのゲームは色々な場所に出歩く必要があるが、位置偽装すればすぐに攻略できてしまう。
 位置偽装をするには、専用のアプリを使う。Androidスマホの場合、「Fake gps Location Spoofer Free」や「Fake GPS Location -JoyStick」など、多くの位置偽装アプリがリリースされており、インストールするだけで簡単に居場所を偽装できる。iPhoneはこのようなアプリがリリースされておらず、位置偽装をするにはパソコンが必要になるなど、非常に難度が高い。

左が「Fake gps Location Spoofer Free」、右が「Fake GPS Location -JoyStick」で位置偽装をしているときの画面。どちらもAndroid用のアプリで、特に難しい設定をしなくても、指定した場所にいるように見せかけることができる

位置偽装するとアカウントがBANされる

 このように、利用シーンによっては便利な位置偽装だが、さまざまなリスクが伴う。まず、位置情報ゲームでの位置偽装は不正行為にあたり、明確な規約違反となる。そのため、位置偽装すると、アカウントがBAN(利用停止)されてしまう。
 位置情報ゲームでの位置偽装の摘発は進んでおり、さまざまな対策が取られている。対策が進むと位置偽装アプリもアップデートして対策を逃れるというイタチごっこ状態になってはいるが、いつバレるかはわからない。すでに位置偽装をしていてアカウントがBANされたユーザーも多い。また、位置偽装はゲームを普通に楽しんでいるユーザーのひんしゅくも買う。純粋にゲームを楽しみたいなら使わないほうがいいだろう。

写真左(Image:pokemongo.jp)写真右(Image:dragonquest.jp/walk)

左が「ポケモンGO」、右が「ドラクエウォーク」の利用規約。どちらも位置偽装は規約違反となり、利用しているのがバレればアカウントの停止となる。位置偽装摘発の対策は常に取られているので、バレる可能性は非常に高い

「位置偽装のやり方教えます」は詐欺の可能性

Twitterなどで見かける「位置偽装のやり方教えます」といった投稿は、詐欺の可能性が高い。このような投稿には反応しないのが基本だ

信頼できないアプリの場合は「個人情報」が抜かれることも

 位置偽装アプリは、位置情報へのアクセス許可が必要になる。しかし、アプリによっては、これ以外のアクセスを要求してくるものもある。これを許可すると、スマホ内のデータや通話記録などにアクセスできてしまう。つまり、アプリの設計次第では個人情報が盗まれる可能性があるというわけだ。実際、個人情報を盗む目的で作られていると疑われたアプリは、たびたびストアから削除されている。
 Androidは、Playストア経由ではなく、他のサイトからダウンロードしたアプリをインストールすることも可能だ。この場合は、アプリにウイルスが仕込まれている危険性も高い。
 位置偽装アプリをどうしても使う場合は、信頼できるアプリをストア経由でインストールしたほうがよい。

このアプリの場合、位置情報以外にストレージへのアクセス許可ができるようになっている。つまり、ここをオンにするとアプリがストレージを操作することが可能ということになる

これ以外にも、位置偽装をしていると位置情報を使うアプリの挙動がおかしくなるといったトラブルも考えられる。このように、位置偽装アプリを使うリスクは結構高い。どうしても利用する必要があるときは、これらのリスクに留意して使うようにしよう。

文=岩渕茂/フリーライター

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