キャッシュレス決済のメリット・デメリットまとめ PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、電子マネー

クレカに電子マネー、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、d払い……、一気に普及し始めたキャッシュレス(スマホ)決済って、結局、何を使えばいいの? でも、キャッシュレス決済で悩んでいるのはアナタ一人じゃない! ということで今回は、代表的なキャッシュレス決済方法のメリットとデメリットを紹介しよう。

クレカはほかの決済方法と組み合わせて利用しよう!

キャッシュレス決済のメリット・デメリットまとめ PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、電子マネー

 消費税増税後に始まった「キャッシュレス・ポイント還元事業」によって、急速に普及してきたキャッシュレス決済。だが、クレカ、Suica、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、d払いなど、種類が多すぎて何をどうしていいかわからないという人は多いだろう。そこで、今回は「クレカ」「電子マネー」「QRコード(バーコード)決済」の3カテゴリーに分類して、そのメリットとデメリットを解説する。
 まずクレジットカード(クレカ)は、昔からあるスタンダードなキャッシュレス決済方法。使えるお店が多くECサイトやアプリでの決済などにも利用可能だ。また、コンビニなどでの少額決済ならサインレスで使えるので意外と便利。また、現金がなくても月末に引き落としになるので、高い金利を払ってお金を借りるよりも一括払いならクレカ払いのほうがお得になる(リボ払いは金利が高いので要注意)。
 また、クレカは今単独で使うよりも、さまざまなキャッシュレス決済と組み合わせて使いたい。たとえば、QRコード決済の残高チャージをすればポイントの3重取りも可能である。なお、クレカを選ぶときはVISAかマスターなら問題なし。JCBは前出2ブランドより多少用途が限定されることがある。クレカは、よく利用するお店やサービスのポイントを貯めることができるので、メインで使うカードを決めておくのが基本。たとえば、陸(おか)マイラーならANAやJALなどの航空会社系クレカ、電車をよく利用するならJRや私鉄のクレカ、ドコモのヘビーユーザーならdカード、楽天のユーザーなら楽天カードといった具合に選べばよい。

 

■クレジットカード

キャッシュレス決済のメリット・デメリットまとめ PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、電子マネー

【メリット】
・現金がなくても支払いを先延ばしにできる(利子がかからない)
・ポイント還元がある(OOPayへのチャージでもクレカのポイント還元がある場合も)
・有料のゴールドやプレミアムカードなら、海外旅行保険や空港ラウンジ利用などの特典が付いてくることも!
・Apple PayやGoogle Payなどでスマホに登録して利用可能
・スマホアプリの決済用として使える

 

【デメリット】
・年会費がかかる場合がある
・リボ払いは高額な金利を取られる
・使いすぎてしまう場合がある
・高額支払いではサインが必要(少額決済はサイン不要の場合もあり)

良く利用するお店や電車と提携しているものがお得

 大きな括りでは「Tポイント」や「dポイント」なども電子マネーに含まれるが、ここではSuicaなどの交通系ICカードとnanaco&WAONについて解説する。これらは、いずれも事前に残高をチャージしておくことで、小銭を使わずにカードをかざすだけで少額決済できるのがメリット。コンビニだけでなく自動販売の支払いにも使える。また、クレカと違ってチャージした分しか使えないので、無駄遣い防止にもなる。逆に言えば、高額な決済には向かないので、やはりクレカなどの決済方法も別途必要だ。もし、近所にセブン-イレブンやイトーヨーカ―ドーがあるなら「nanaco」、イオン、ダイエー、ミニストップ、ファミマ、ローソンなどをよく利用するなら「waon」を使うのが基本だろう。
 なお、SuicaはApple PayやGoogle Payなどに登録して使えるほか、JRのSuica機能付クレカ「ビューカード」を利用することでオートチャージや定期券の購入、買い物でポイントがドンドン貯まる。

 

■電子マネー

キャッシュレス決済のメリット・デメリットまとめ PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、電子マネー

(Image:Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com)

【メリット】
・小銭がいらずタッチするだけで決済完了!(自動販売機でも使える)
・ポイント還元がある場合も!
・チャージした分しか使わない(無駄遣いをセーブ)
・残高を確認しやすい
・Apple PayやGoogle Payなどでスマホに登録して利用可能

 

【デメリット】
・チャージした残高はキャッシュに戻せない
・数十万円の高額な買い物はできない

OOPayはクレカチャージで3重取りを狙え!

 そして、今もっとも注目されているのが、QRコード(バーコード)決済であろう。PayPay、楽天ペイ、メルペイなど数えきれないほどの「OOペイ」が登場しているが、クレカチャージできるQRコード決済なら、「クレカ」「OOペイ」「キャッシュレス・ポイント還元事業」でのポイント3重取りも可能だ。
 とはいえ、QRコード決済サービスを選ぶときは、基本的にソフトバンク&ヤフーユーザーなら「PayPay」、auユーザーなら「au PAY」、ドコモユーザーなら「d払い」、楽天ユーザーをよく使うなら「楽天ペイ」、ファミマをよく使うなら「ファミペイ」といった具合に選んでおけば、得らえるメリットが大きくなる。
 また、PayPayや楽天Pay、d払いなどは定期的に10~20%もの大型ポイント還元キャンペーンを行っているので、とくに紐づけるサービスがないなら上記の3つのうちから選べばよい。ちなみに、LINE Payやメルペイは割引きクーポンがもらえるものの、クレカチャージができないので、ポイントの3重取りは難しい。LINEモバイルやメルカリ利用者以外が選ぶメリットはあまりないだろう。

 

■QRコード(バーコード)

キャッシュレス決済のメリット・デメリットまとめ PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、電子マネー

【メリット】
・財布を出さなくてもスマホで簡単に決済できる
・ポイント還元がある(今ならキャンペーンで10~20%還元されることも!)
・クレカチャージでポイントの3重取りも可能(キャッシュレス・ポイント還元事業期間中)
・チャージした分しか使わない(無駄遣いをセーブ)
・10万円超の高額決済も可能(一部アプリは不可)

 

【デメリット】
・クレカや電子マネーに比べると使える店がまだまだ少ない
・登録が面倒なアプリもある
・電子マネーよりやや決済が面倒
・セキュリティが弱いアプリもある

文=塚本康裕/フリーライター

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