マイキーIDの取得はちょっと面倒くさそう!
「マイナポイント」で25%還元を受けるには「マイキーID」も必要になる。この「マイキーID」を作成するには、パソコンの場合はICカードリーダーが必要になるため、パソコンとスキルがないと難しい。また、スマホのアプリも2019年12月の段階ではiPhoneアプリはなくAndroidアプリしか対応していないのだ。そして、「マイナンバーカード」を取得するときは、最低でも2種類の暗証番号を設定する必要があるが、当然、マイナンバーに紐付く「マイキーID」作成時も、この暗証番号が必要である。いずれにせよ「マイナポイント」でポイント還元を受けるのは、なかなか面倒くさそうだ。
もちろん、「マイナポイント」では何らかのキャッシュレス決済手段も必要になる。これは、現状でも利用されている「ICカード(Suicaなど)」や「OOPay」での支払いが対象になる。たとえば、ICカードにチャージするか、申し込みを行ったQRコードアプリによる決済でプレミアムポイントがもらえることを想定しているのだ。
なお、「マイナポイント」の還元率は25%だが、もらえるポイントの上限は1人最大5,000pt。実施期間は2020年9月~2021年3月末までの予定である。果たして、「マイナポイント」で政府が目論むマイナンバーカードの普及が進むのであろうか? 今後の動向に注目したい。

マイナポイントで想定される利用イメージには、事前に登録したICカード(Suicaなど)にチャージすることで25%のプレミアムポイントが付与されるというもの

もうひとつの利用イメージは、QRコード決済アプリで買い物をした場合に、プレミアムポイントが付与されることが想定されている。こちらは現状の制度に近い感じだ