テレビに挿して使える超軽量スティック型パソコン　在宅勤務・テレワークにもおすすめ

　新型コロナウイルス対策で、いよいよ日本でも「緊急事態宣言」が現実味を帯びてきた。今後は、さらに在宅勤務・テレワークを強いられるビジネスマンが増えると思うが、在宅勤務・テレワークに欠かせないのがパソコンである。しかし、急に高価なパソコンを用意するのが難しい人も多いだろう。
　そこで紹介したいのが、重さ75gとという超小型パソコンのASUS「VivoStick PC（TS10）」である。このASUS「VivoStick PC（TS10）」は、ディスプレイやキーボードはなく、テレビのHDMI端子に挿して使うスティック型のパソコンだ。本体サイズは139×36×16.5mmと胸ポケットに入るほど小さい。パッと見はUSBメモリにしか見えないが、実はWindows 10/10 Proを搭載するパソコンで、CPUにはクアッドコアのIntel Atom x5-Z8350を採用、インターフェイスはテレビ接続用のHDMI端子のほか、USB 2.0/3.0・Micro USB(電源供給用)、3.5mmステレオミニジャックを装備している。また、通信機能はIEEE 802.11acやBluetooth 4.1などにも対応しているので、ビジネス文章を作成する程度なら何の不足もない性能なのである。

■ASUS「VivoStick PC（TS10）」のスペック
・OS：Windows 10 Home/Windows 10 Pro
・CPU：クアッドコアIntel Atom x5-Z8350（1.44GHz）
・メモリ：2GB／4GB
・ストレージ：SSD32GB／64GB
・HDMI×1（フルHD出力）
・USB：USB 3.0×1／USB 2.0×1
・Wi-Fi：IEEE802.11ac/n/a/g/b
・Bluetooth 4.1
・サイズ：139×36×16.5mm
・重量：約75g

　ASUS「VivoStick PC（TS10）」には4種類のモデルがあり、OSや本体性能が微妙に異なる。まず、Windows 10 Proでメモリ4GB/SSD64GBの最上位機種「TS10-B174D」は約3万800円、Windows 10 Proでメモリ2GB/SSD32GBの「TS10-B052D」は2万4,800円、次にWindows 10 Homeを搭載しメモリ4GB/SSD64GBの「TS10-B072D」が2万6,800円、Windows 10 Homeでメモリ2GB/SSD32GBの「TS10-B016D」は1万9,800円となっている。ビジネスで使うなら、やはりWindows 10 Pro搭載の最上位機種「TS10-B174D」がおすすめだ。　
　また、「VivoStick PC（TS10）」には専用スマホアプリ「VivoRemote」が用意されており、スマホやタブレットをマウスやキーボードとして使用することができるほか、スマホで再生した動画をモニターに映すことができる「HyStream」も利用できる。
　このように「VivoStick PC（TS10）」さえあれば、急な在宅勤務・テレワークでもなんとか対応できるだろう。なお、文中の価格はすべて税別である。

■ASUS「VivoStick PC（TS10）」の価格
・「TS10-B174D」価格：約3万800円
　　Windows 10 Pro/メモリ4GB/SSD64GB
・「TS10-B052D」価格：2万4,800円
　　Windows 10 Pro/メモリ2GB/SSD32GB
・「TS10-B072D」価格；2万6,800円
　　Windows 10 Home/メモリ4GB/SSD64GB
・「TS10-B016D」価格：1万9,800円
　　Windows 10 Home/メモリ2GB/SSD32GB