『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

2020年になって、カップ麺業界の「激辛ブーム」が加速している。ペヤングの獄激辛にはじまり、各社こぞって激辛カップ麺を販売中。そんな激辛ブームの中でも個人的に注目していたのが今回紹介する、寿がきや麺処井の庄監修の「辛辛魚らーめん」である。有名店監修ということで期待はしつつも、心のどこかで「ただ辛いだけでは……?」という疑念もあった。しかし、食べてみるといい意味で予想を裏切られたので、ここにその事実を記しておく。

辛いだけじゃない!たしかに感じる魚介と豚骨のコク

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

山盛り唐辛子のパッケージ、インパクトは十分。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

栄養成分で目を引くのは「食塩相当量6.9g」。やはりカップ麺、というかラーメンは緩やかに終わりを加速させる罪悪の料理。そう自覚しながら今回も実食していく。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

中身は、麺以外に

 

・液体スープ
・かやく入りスープの素
・後入れ粉末スープ

 

が付属。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

お湯を入れ待つこと4分。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

これは辛そう。特に後入れの粉末スープは見た目が「唐辛子そのまんま」であった。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

まず、匂いがすごい。辛い匂いもするが、それよりも魚粉の匂いの主張がかなり強い。それではスープから飲んでみるとする。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

辛い。かなり辛い。人間がギリギリうまい、と感じることのできるレベルの辛さだ。口に入れた瞬間辛い上に、かなりあとも引く。

 

ただ、そんな辛さの中にもしっかり魚介と豚骨のコクが感じられるため、「たた辛いだけのカップ麺」ではなく「辛いしうまいラーメン」になっている。ここ最近で食べた激辛系のカップ麺の中ではピカイチだ。

 

不安な人は牛乳を手元に置いておくといいかもしれない。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

麺はコシ強めの中太縮れ麺。うまい。ちなみに全粒粉入りとのことだったが、風味は感じられなかった。

『辛辛魚らーめん』は辛い、かなり辛いが人間がギリギリ旨いと感じるレベルだった

今回、完飲はできなかった。うまいが、塩辛のダメージも大きいため、そこまでお腹の減っていなかった筆者は途中でギブアップしてしまった。

 

価格はこれで税込286円。具材はほぼなし。高騰するカップ麺市場の中では、かなりコスパがいいのではないだろうか。個人的には、こうした「スープと麺のクオリティが高く、具材はほぼないカップ麺」が好きなので、これからも似たようなコンセプトの商品が販売されて欲しいと願う。

辛さの中に旨味あり。辛辛魚、やるではないか

普通、激辛ラーメンといえば辛いだけ、もしくは辛すぎて旨味を感じることは困難。ただ、この辛辛魚らーめんは辛さの中にも旨味を感じられた珍しいカップ麺であった。こういう路線のラーメンが、これから増えていくことを願う。

文=ミヤモトマサシ/フード・フリーライター

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