LINE(ライン)の新型コロナアンケートでクレカ情報を盗む詐欺発生 本物の見分け方は?

厚生労働省は、2020年3月31日と4月5日の2回に渡ってLINEを利用した新型コロナウイルスに関するアンケートを実施した。しかし、このアンケートを装った詐欺も発生しており、厚生労働省では注意喚起を行っている。本物のLINEアンケートかどうか、いったいどうやって見抜けばいいのだろうか?

本物のアンケートでクレカ情報を求めることはない!

LINE(ライン)の新型コロナアンケートでクレカ情報を盗む詐欺発生 本物の見分け方は?

(Image:mhlw.go.jp)

 厚生労働省は、新型コロナウイルスの実態を調査するため、LINEと協力して一都三県在住の8,300万人を対象にアンケートを実施した。すでに、2020年3月31日と4月5日の2回に渡って調査が行われたので、回答した人も多いだろう。
 だが、厚生労働省によると、このLINEを使った新型コロナウイルスアンケートを装ったフィッシング詐欺が発生し、“クレジットカードの情報の入力を求められた”という問い合わせが寄せられているという。本物のアンケートでは新型コロナウイルスの症状や対策などについて答えるようになっており、「年齢」「性別」「郵便番号か居住地(区や市まで)」の入力欄はあるが、個人を特定できる氏名、住所、クレカ情報などを求められることは絶対にないので、騙されないように注意したい。

LINE(ライン)の新型コロナアンケートでクレカ情報を盗む詐欺発生 本物の見分け方は?

(Image:linecorp.com)

こちらが本物のアンケート画面。本物のLINE公式アンケートには「緑の公式バッジ」が付いているので、必ずバッジを確認してから答えるようにしよう

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(Image:linecorp.com)

本物のアンケートでは個人を特定できる氏名、住所、クレカ情報などを求められることは絶対にない!

本物は「緑色の公式バッジ」が付いている!

 今回の厚生労働省の新型コロナウイルスアンケートはすでに終了しているが、今後もLINEを利用したフィッシング詐欺が続く可能性は高い。そこで、フィッシング詐欺に騙されないように、本物のLINE公式アンケートを見抜く方法を確認しておこう。本物の場合は、必ずトーク画面のアカウント名の左側に「緑色の公式バッジ」が付いている。これがないアンケートはニセ物である。ただし、今後は詐欺師側も「緑色の公式バッジ」を真似てくる可能性もあるので、このようなアンケートで個人を特定できる情報やクレカ情報の入力を求められたら、まず「フィッシング詐欺では?」と疑う癖をつけておきたい。
 なお、3月30日に実施された第1回目アンケートの集計はすでに公表されている。年齢別に公表されているので、回答した人は確認してみよう。

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(Image:linecorp.com)

3月30日に実施された第1回目アンケートの結果。「感染予防のためにしていること」や「体調不良者の割合」が年齢別にまとめてある

文=植村照明/フリーライター

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