マイナンバーカードの暗証番号を3回間違えてロックされた! どうすればいい!?

2020年9月スタートの25%還元「マイナポイント」で注目の「マイナンバーカード」。マイナンバーカードには2つの暗証番号が設定できるが、もし、何度か間違えて暗証番号がロックされてしまった場合はどうすればいいのだろうか? そこで今回は、マイナンバーカードの暗証番号がロックされてしまったときの対処方法を紹介しよう。

マイナンバーカードには2つの暗証番号がある!

 25%還元の「マイナポイント」で注目を集める「マイナンバーカード」。マイナポイントをもらうために慌ててマイナンバーカードを取得した人も多いのでは? しかし、いざマイナポイントの予約(マイキーID取得)やキャッシュレス決済サービスの申し込みをしようとして、暗証番号を間違えてロックされてしまった場合はどうすればいいのだろうか? 
 まず、マイナンバーカードには2つの暗証番号があることを覚えておこう。ひとつめは数字4桁の暗証番号。マイナポイントで使用する暗証番号はこちらで、3回間違えるとロックされてしまうので注意しよう。そして、もうひとつは英数字6桁以上16桁以下の暗証番号で、こちらは主に国税や特別定額給付金のオンライン申請などで使用されるが、やはり5回以上間違えるロックされて利用できなくなってしまうのだ。

マイナンバーカードを取得したときに、このような書類をもらっていないだろうか? これがマイナンバーカードの暗証番号控えである

マイナポイントをもらうには、マイナンバーカード取得時に設定した数字4桁の暗証番号を入力する必要がある。だが、3回間違えると暗証番号がロックされてしまうのだ

 もし、マイナンバーカードの暗証番号を複数回間違えてロックされたときはどうすればいいのだろうか? まず、マイナンバーカードの暗証番号が一旦ロックされてしまうと、あとで正しい暗証番号が分かっても自分でロックを解除することはできない。基本的に、役所の担当窓口に出向いて暗証番号の再設定(初期化)をすることになる。ただし、正しい暗証番号が分かっている場合と、分からない(忘れた)場合では、役所によって多少手続きが違う場合もあるので注意しよう。
 まず、正しい暗証番号が分かっている場合は、基本的に本人がマイナンバーカードを持って役所に行けばOK。法定代理人が手続きすることも可能だが、戸籍謄本などの法定代理人の資格を証明する書類や、代理人の身分証明書などが必要になる。
 次に、正しい暗証番号が分からない場合は、本人が手続きする場合でも、マイナンバーカード以外に本人確認ができる身分証明書が別途必要になる。したがって、役所に行く場合は正しい暗証番号が分からない前提で、複数の身分証明書を持参した方が確実だ。いずれにせよ、役所によって受付時間やルールは異なるので、事前に必要なものを確認しておくべきだろう。

暗証番号を入力するときは、必ず暗証番号控えを観ながら慎重に入力しよう。もし、ロックされるとかなり面倒なことになる

●地方公共団体情報システム機構「公的個人認証サービスポータルサイト」(公式)は→こちら

文=藤原博文/フリーライター

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