Android Autoは車やステレオに接続することで、運転中など車内でAndroidデバイスの機能を利用できるドライビングサポートアプリ。Googleマップの他、Facebookメッセンジャーなども対応。本記事ではAndroid Autoの使い方や対応アプリについて画像付きで詳しく解説します。
Android Autoとは
Android Auto(アンドロイド オート)とは、Google社が開発したドライビングサポートアプリです。経路案内や音楽の視聴や通話、経路の音声検索などが可能です。
Android Autoの使い方
Android Autoを使用する場合、まずは車あるいはディスプレイオーディオが対応しているか要確認。日本車ではトヨタやホンダ、日産やスズキ、三菱などの車が対応。オーディオも、PanasonicやSonyなどの機種が対応しています。
詳しくはAndroid Autoの対応確認ページから確認しましょう。
車あるいはディスプレイオーディオが対応している場合、接続は簡単。Android Autoをスマートフォンにインストールし、車またはAndroid Auto対応ステレオに接続しましょう。USBケーブルまたはBluetoothで接続できます。
Android Autoのおすすめの対応アプリ
Android Autoに対応しているおすすめアプリを、以下でご紹介していきます。
すべてのAndroid Auto対応アプリは→こちらから確認可能です。
【ナビ】Google Map
Android Autoの「Googleマップ」は、音声検索に対応したカーナビ感覚で利用可能。Googleマップの最新のマップデータを利用できるため、従来のカーナビのように「古い地図データ」を使い続ける必要がない点もメリットです。後述する「データ通信量」もそれほど大きくないため、格安SIMなどを利用している方も比較的気軽に使えます。
【音楽】Spotify
SpotifyもAndroid Auto経由でカーステレオと接続し、再生可能です。格安SIMを使っている方は低速モードで通信量を節約しながら再生するのもおすすめ。
【音楽】Amazon Music
【コミュニケーション】Facebookメッセンジャー
Facebook Messengerは、Android Auto経由で利用する場合「ハンズフリー通話が可能なアプリ」として運転中に使えます。
運転中に急に電話がかかってきた場合でも、スマホ本体を手で操作することなく、車のディスプレイを活用してハンズフリー通話ができます。
Android Autoのメリット・デメリット
Android Autoを使用するにあたってのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
Android Autoのメリット
特に大きなメリットは「Googleマップ」が使えること。カーナビの多くは、地図の更新に費用がかかることが多いです。しかしAndroid AutoではGoogleマップが使用できるため、地図の更新に費用が発生することなく、常に最新のマップ情報を利用できます。
また、Googleアシスタント対応での音声検索、渋滞情報や工事情報やお店の検索、ハンズフリーでの音楽再生や通話などもメリットです。
Android Autoのデメリット
Android Autoのデメリットはデータ通信量の多さです。マップ情報を常に取得する関係上、どうしても通信量が通常よりも多くなりがち。使用しているスマートフォンが格安SIMなどでデータ通信料が少ない場合、料金の高騰には要注意。
また「対応しているアプリがまだ少ない」「スマートフォンのバッテリー消費が大きい」といったデメリットもあります。
まとめ
Android Autoの概要やおすすめ対応アプリを紹介しました。運転中にGoogleマップやSpotify、Facebook Messengerなどを利用できることは最大の利点で、特にGoogleマップは「地図データの更新が不要なカーナビ」として使えます。
なお、Android 12以降ではAndroid Autoはスマートフォン単体では利用できなくなり、代わりにGoogleアシスタントの運転モードが提供され始めました。日本でこの機能はまだ利用できませんが、今後提供国がさらに拡大される可能性は高いです。
そのため、特にAndroid 12以降を利用している方はGoogleの公式アナウンスも順次確認するようにしましょう。
※サムネイル画像(Image:Vladimka production / Shutterstock.com)