パソコンのストレージ「HDD」でも「SSD」でもない「SSHD」って何?

「SSHD」はSSDとHDDのいいとこ取り!

 ここまでの説明でHDDとSSDの違いは把握して頂いたと思うが、この両者は容量・速度・価格のバランスが真逆なのが悩ましい。そこで、両者のいいとこ取りをしたのが「SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ディスク)」である。
 SSHDはざっくり言うと“HDDにフラッシュメモリをキャッシュメモリとして追加したもの”だと考えていい。価格的にはSSDより安いが、大容量でSSDのように転送速度も速いのである。まさに理想的なストレージだ。ただし、基本的にはHDDなので騒音や発熱は大きく、衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要となる。

■SSHDの特徴

【メリット】
・転送速度が速い
・SSDより安価で大容量

【デメリット】
・騒音や消費電力はHDDと変わらない
・衝撃に弱い
・本体が重い

(Image:amazon.co.jp)

SSHDの見た目はHDDとほとんど同じである。扱い方も基本的にHDDと同じだと考えよう

SSHDは安価で大容量のHDDに、SSDのようなフラッシュメモリを搭載して転送速度を速くしている。まさにHDDとSSDのいいとこ取りなのだ

SSDが安くなって今ではSSHDのメリットは少ない?

 HDDとSSDのいいとこ取りのSSHDさえあればすべて解決! と言いたいところだが、現状は必ずしもそうではない。実は、数年前にSSHDが登場したときはSSDが非常に高価だったので、SSHDの存在意義は大きかった。ところが、その後SSDの大容量化が進み価格も急激に安くなってきたため、現在では、SSHDとSSDの価格差がかなり縮まってきているのだ。
 したがって、ストレージを複数搭載できるデスクトップパソコンでは、速度重視のSSD(500GB~1TB程度)をOSの起動用に使い、データ保存用には安価なHDD(3~4TB)を使い分けるのが主流となっている。ストレージをひとつしか搭載できないノートパソコンでも、やはり内蔵ストレージはSSDでデータ保存はUSB接続の外付けHDDを使う人が多いのだ。というわけで、残念ながら現在ではSSHDの立ち位置は非常に微妙なものになっているのである。

※サムネイル画像(Image:amazon.co.jp

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