【Windows10】「IMEが無効です」が特定のアプリで無効になる場合は?
特定のアプリで「IMEが無効です」が表示される場合にはなぜ、そのアプリでIMEが無効になってしまうのか原因を探ってみるのも対処法の一つだ。「IMEが無効です」のトラブルが多いいくつかのアプリをピックアップしたので、それぞれのアプリで「IMEが無効です」の原因や対策を探っていきたい。
・ケース【1】PDFで日本語入力ができない
文章の配布で頻繁に利用されている「PDF」。PDFの開発はAdobeであり、同社が提供しているAdobe Readerを利用してPDFを閲覧している方も多いだろう。PDFは閲覧専用のファイル形式のように思われがちだが、フォームを作ったりコメントを書き込んだりと書き込みを行うことも可能だ。
そんな便利なPDFだが、Adobe ReaderでPDFに書き込みを行おうとしても「IMEが無効です」が表示されてしまい文字入力ができないことがある。
原因は、PDFファイルの保護モードだ。PDFには不用意なファイルの編集を防ぐために書き込みを保護するための保護モードがある。これを解除することでIMEが有効になり、文字入力が可能となる。

文章のプロパティを確認してみよう。保護モードがオンの場合は入力ができない
・ケース【2】Excelで日本語入力ができない
Excelでも「IMEが無効です」が表示されることがある。それは、特定のセルやファイル全体の入力規則で日本語入力が無効にされている場合だ。この場合、IMEが向こうとなって日本語入力ができなくなってしまう。

Excelを起動したら、「データ」→「データの入力規則」と辿っていき、「日本語入力」の項目で「日本語入力」が「無効」になっていないか確認しよう
・ケース【3】特定のアプリで入力方式が設定できる
特定のアプリでIMEが無効になってしまう場合には、アプリ自体のバグやエラーの可能性もあるが、実はアプリの機能で入力規則や方式が設定されている場合が多い。もし、特定のアプリでIMEが無効になってしまう場合には、一度アプリの設定から入力規則や方式の項目を探してみよう。