“人間離れ”が加速? コロナ禍で82%が求める相談相手は人よりチャットボットへ

2020年に入り世界的に流行した新型コロナウイルス感染症によって、世界中の人の生活スタイルがガラリと変わってしまったのはご存知のとおりだ。あなたの周りでも、会社の勤務がテレワークに切り替わるなどの変化があるのではないだろうか。
10月には「そうした環境の変化が人にストレスを与えている」という調査結果も発表された。今回はその結果を読み解いて、今後世の中がどう変わっていくのかを推察してみたい。

コロナ禍で心身に負担がかかっている

過度の負荷で寝不足が進んでしまうと仕事に影響を及ぼしかねない

 突然世界を襲ったコロナ禍によって、グローバル社会は大きな変化を迎えた。日本でも2020年4月に緊急事態宣言が発令され、外出が厳しく制限されるなどの事態に陥ったことは記憶に新しい。通勤時のリスクを低減させるため、ビジネスシーンでもリモートワークが推奨されるなど現在も様変わりを続けている。
 そんな中、アメリカのソフトウェア会社のオラクル・コーポレーションが、コロナ禍におけるビジネスパーソンのメンタルヘルスについての調査結果を発表した。日本を含む11カ国で実施したというその内容によれば、70%の人々が「職場でストレスと不安を感じている」と回答。それによりワーク・ライフ・バランスが崩れたり、疲労感に襲われたりしているという。さらにはリモートワークで人との接点が減ったことで、気力減退や孤独感を覚えているビジネスパーソンも少なくないという。
 加えてワーク・ライフの“ライフ”においても、睡眠不足や体調不良を感じているという回答が多く、家にいる時間が増えたことによる家族関係の悪化に悩む人がいることも確認されている。

些細な相談も24時間応答してくれるチャットボットは年々存在感を高めている

 これまでにない環境の変化により様々な不安・ストレスを感じていることが明らかになったが、そうしたモヤモヤを解消する存在として、“テクノロジー”に期待が集まっていることもわかった。「メンタルヘルスのサポートを人よりもロボットに頼りたい」と回答した割合が世界で82%に達しており、近年高度化するAIにカウンセラーの役割を求める声が挙がった。人と対面する必要が無いことや、片手間にスマホ操作だけで相談できる手軽さが支持を高める理由となっているのかもしれない。

 現代の日本でも、正式利用をする前にLINEなどのチャットボットに相談して、相談事を深堀りしながらサービスの利用の是非を判断するシステムが流行している。「体調が悪いが何科の病院を受診すべきなのか」「弁護士はこうしたトラブルも解決してくれるのか」など、幅広い分野で利用されるAIチャットボット。テクノロジーの力は、コロナ禍でも真価を発揮する心強いビジネスパーソンの味方として、今後も発展してくれることだろう。

参照元:日本を含む11カ国、12,000人調査:82%が、人よりロボットがメンタルヘルスを上手く支援と回答【日本オラクル】

オトナライフ編集部
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