ゆうちょ銀行では同一名義でも2つの口座が持てる?
ゆうちょ銀行の総合口座には「通常貯金」と「通常貯蓄貯金」の2つがある。そのため、実は同一名義で通常貯金と通常貯蓄貯金の2つの口座を持つことが可能なのだ。そもそも通常貯金は、おサイフ代わりになる貯金のことで、公共料金などの自動払い込みや年金自動受け取りなどができる。一方の通常貯蓄貯金は“10万円以上残高があれば通常貯金よりも有利な利子がつく”口座のこと。本来は貯蓄向け口座だが、通常貯金と同じようにお金の出し入れは自由である。ただし、2020年現在では両口座とも金利は同じとなっている。
そして、最後に副業や個人事業をしている場合は、お金の管理を分けるために「屋号」で別口座を作ることができる。もちろん、この場合は屋号で本当に活動していることが証明できる書類の提出が必要になり、審査をクリアする必要がある。同様に、法人格のないサークルやマンション管理組合などの団体名義でも、ゆうちょ銀行の口座は作れる。こちらも、サークルや組合の活動実績や規約などの書類を提出して、本当に活動している合法的な団体であることを証明すれば大OKだ。

ゆうちょ銀行の口座には「通常貯金」と「通常貯蓄貯金」の2つがある。したがって、同一名義で2つの口座を持つことは可能だ

商店や個人事業、サークルや組合など、法人格のない団体でもゆうちょ銀行の口座は作成可能。たとえば、1人で個人名と屋号の2つの口座を持つことができる
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