Google Meetが2つの新機能追加でWeb会議サービスシェア争いから一歩リードか?

 世間に浸透してから1年足らず、にも関わらずコロナ禍において無くてはならないサービスとなったWeb会議サービス。読者のみなさんも一度は使ったことがあるのではないだろうか。ビジネスシーンでの利用が増えて利用者が爆発的に増加したこともあり、現在Web会議サービスは様々なブラッシュアップが進んでいる。そんな中、「Google Meet」に新たな2つの機能が実装された。
 今回は、進化し続けるWeb会議サービスの新機能をご紹介していく。

会議の質を大幅アップさせる2機能!

コロナ禍で対面の会議ができなくなって久しい

 Google Meetは、「Zoom」などとともにWeb会議サービスの中でも高い人気を誇るサービスだ。世界的企業のGoogleが提供するサービスなだけにセキュリティ面でも信頼が厚く、セキュリティリスクを鑑みる企業の運用者から高い人気を誇っており、ビジネスシーンでの利用も多いという。そんなGoogle Meetに2020年10月に実装されたのが、「アンケート」と「Q&A」の2機能だ。

【アンケート機能】

 アンケートは文字通り、参加者に対してアンケートを実施できる機能だ。例えばWeb会議の中で、A案とB案が出たときに参加者の中でどちらのほうが支持を集めているかを即座に確認したり、複数の議題となりうる要素が挙がった際にどの要素にスポットを当てて会議を進めるかをスムーズに決定したりすることが可能だ。他にも営業のサラリーマンなどであれば、取引先との打ち合わせで、雑談の中で他愛のないアンケートを表示させることで場の空気を和ますこともできるだろう。
 自分の発言で話の流れを止めることなく複数の相手の意見を確認することができる、とてもビジネスシーンに適した機能と言える。

対面では声を挙げづらかった人には非常にありがたい機能かもしれない

【Q&A機能】

 会議の進行役が使いやすいアンケート機能に対して、Q&A機能は逆に会議を聞く参加者側の利用を想定した機能と言える。Web会議経験者であればおわかりいただけると思うが、Web会議では会議の進行中に誰かが声を発すると、その人の発言を遮らないようにと気を使って周囲が一瞬沈黙してしまうことが多い。そのため話を聞いていて疑問が浮かんでも、話の流れを断ってしまうことを嫌って話が終わるまで黙っていた経験がある人もいるのではないだろうか。
 Q&Aは、その疑問を声でなく文字で質問できる機能と言っていいだろう。文字であれば進行役が話しながら質問を確認して、話の流れを断たずに質問に対する回答を伝えることができる。また、人数が多かったり初対面の人が多いWeb会議に参加していて「発言するのは気が引ける…」という人でも文字ならば質問をしやすいはずだ。

 ビジネスシーンで利用されることの多いGoogle Meetだけに、今回の新機能は非常にビジネスを便利にする進化だったと言える。効率的な会議進行に一役買う機能となることは間違いなく、言うなれば会議の質を高める働き方改革と見ることもできるだろう。Web会議サービスはまだまだ発展途上の業界だが、これでGoogle Meetが一歩リードしたのかもしれない。今後のシェア争いにさらに注目していきたい。

参照元:Google Meet に導入される Q&A とアンケートの機能を使用して、会議をよりインタラクティブにするための 5つのヒント【Google Cloud

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