「Go To Eat(イート)」早期終了! そこから見えたキャンペーンの大きな失策とは

恩恵は一部に集中?真の意味での支援事業となれたのか

(Image:BB2 / Shutterstock.com)

個人経営店はどれほど制度に参加できていたのだろうか

 「無限くら寿司」が公式推奨の良い使用例だとしたら、一方でグレーな使用例として話題となったのが、鳥貴族などの安価なメニューの揃う店舗を狙った「トリキ錬金」だ。ディナー予約で一律1000円分のポイントが付くことを利用し、食事を1000円以内で済ますことで、差額分のポイントを取得。実質食事をすればするほど儲かっていくという制度の抜け穴を狙った使用例はSNSなどで話題になり、連日鳥貴族を予約し、一品(298円)だけを注文するという人が続出した。このような利用は不正とはならないが、満席時には一般的な客単価を持つ利用客の予約を断ることなるほか、回転率の低下を招くなど店舗側にとっては迷惑極まりない行為となる。「トリキ錬金」は、支援事業としての観点にも反する行為となり非難が集まった。
 また、消費者の使用方法以外でもGo To Eatは大きな課題を残した。オンラインサイトを経由した予約に限るという制度上、店舗はオンラインサイトに登録が必須。また、サービスの適用を受けるためにはサイト側に手数料を支払わなければならないという出費もあり、壊滅的な被害を受けている個人経営の飲食店が同サービスに参加できていたかは不明だ。一部の大手企業に恩恵は集中してしまっていたのではないだろうか。

 一部の消費者による思わぬ利用法や、大手企業への支援の集中など多くの課題を残したGo To Eat。日本政府としては支援事業の難しさを痛感したのではないだろうか。今後の支援策はより練られたものとなり、万人が恩恵を受けられる制度となることを期待したい。

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