コロナ禍による外出自粛でPV数が増えた結果回線混雑が起こったり、テレビ収録が無くなりYouTubeに活路を求めた芸能人YouTuberが多数誕生したりと、2020年のYouTubeは様々な注目を集めた。そんなYouTubeのユーザー数は3月には8,100万人に増加していることがわかっている。中でも増加数が最も多かった年代は、意外にも若年層ではなかった、という調査結果が発表されている。
今回は、コロナ禍で存在感を増したとある年代についてお伝えしていきたい。
40代がおうち時間をYouTubeで満喫?

世界中の人々の投稿を楽しめるYouTube
YouTubeを主戦場としてタレント活動を行うYouTuberが増加の一途をたどるなど、近年のYouTube界隈はテレビと遜色ない存在感を示していることは広く知られている。HIKAKINやはじめしゃちょーといったYouTuberのテレビへの進出や、テレビタレントのYouTubeデビューなども珍しくなくなってきた。さらに2020年は新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響により、“おうち時間”の増えたユーザーの視聴増、活躍の場を失ったテレビタレントのYouTube進出なども盛んになり、需要・供給とも一気に増えた1年となった。
“まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン”マナミナの調査によると、2019年12月から2020年3月の3ヶ月間で300万人増加。その人数は8,100万人以上となっている。中でも期間中に最もユーザー数が増加した年代は、なんと40代。その増加率は実に125%を記録したという。「若者の文化」というイメージの強いYouTubeだが、コロナ禍で世の中が変わっていく中、40代のYouTubeユーザーは20代に迫るほどの勢いで増え続けていたのだ。もし20代と入れ替わりで40代が最も多い層になったら、YouTube全体が40代向けに舵を切ることもある…かもしれない。