イオンで貯まる「ときめきポイント」「WAONポイント」「WAON POINT」の違いを解説!

イオングループで貯まるポイントには「ときめきポイント」「WAONポイント」「WAON POINT」の3種類があるのをご存じだろうか? どうして3種類もあるのか分からないが、とにかくややこしい。とくに「WAONポイント」と「WAON POINT」は別物なのに同じ名前なのが良くない。ということで、今回はイオンユーザーのために、この3つのポイントの違いをじっくり解説しよう。

基本的に支払い方によってもらえるポイントが変わる

 近所にイオンがある人は、クレカや電子マネーなどを活用してお得にポイントを貯めていることだろう。だが、イオンで貯まるポイントには「ときめきポイント」「WAONポイント」「WAON POINT」の3種類があり、とにかくややこしい。とはいえ、イオンで効率よくポイントを活用するには、この3つのポイントの違いをしっかり理解している必要がある。そこで、最初に3種類のポイントの違いをザックリと説明しよう。
 まず、イオンカード(クレカ)の支払いでもらえるのが「ときめきポイント」。次に電子マネー「WAON」で買い物をするともらえるのが「WAONポイント」。そして、イオン系列店で現金払いをしたときにもらえるのが「WAON POINT」である。つまり、支払い方の違いでそれぞれ別のポイントが付与されるのである。それでは、各ポイントの特徴を解説していこう。

■イオンで貯まる3つのポイントの違い

【ときめきポイント】イオンカードのクレカ払いでもらえるポイント
→WAONポイントやWAON POINTに交換可能

【WAONポイント】電子マネー「WAON」の支払でもらえるポイント
→そのままでは使えず電子マネー「WAON」にチャージして使う

【WAON POINT】イオン系列店で現金支払いするともらえるポイント
→そのまま支払いに使える。電子マネー「WAON」にも交換可能

【1】イオンカード「ときめきポイント」

(Image:aeon.co.jp)

 イオンのクレカ「イオンカード」の決済で貯まるポイント。基本は税込み200円ごとに1pt(0.5%還元)だが、イオン系列なら常に基本の2倍、毎月10日はイオン以外でも2倍となる。もらった「ときめきポイント」は1,000ptから500pt単位で、商品券や「WAONポイント(電子マネーWAON)」、お買い物ポイント「WAON POINT」などに交換可能。ただし、商品券へ交換には手数料が250pt必要になる。

【発行手数料】無料
【年会費】無料(有料のカードもある)
【還元率】基本=税込200円で1pt(0.5%)
・イオン系列店では基本の2倍
・毎月10日はポイントが基本の2倍
・毎月10日・20日・30日はイオンモール専門店でときめきポイントが基本の5倍!
・イオンカードポイントモールでの買い物で最大10%還元
・毎月20日・30日は全国のイオン、ビブレ、マックスバリュなどの各店舗で5%オフ
・WAON P0INT会員にも自動登録されるので、現金払いのときに提示すればWAON POINTが200円で1pt貯まる
【ポイント交換】
1,000ptから交換可能(500pt単位)
→交換先はカタログ商品/商品券/「WAONポイント(電子マネーWAON)」/お買い物ポイント「WAON POINT」など
※商品券へ交換には手数料が250pt必要

【2】電子マネー「WAONポイント」

(Image:aeon.co.jp)

 電子マネー「WAON」は最初にお金を1,000円単位でチャージして利用する。チャージはお店のレジやイオン銀行ATM、WAONチャージャーmimiなどが利用可能だ。電子マネーWAONで買い物をすると税込200円ごとに1pt(0.5%還元)が付与されるが、貯まったポイントはそのままでは使えないので要注意! WAONステーションやイオン銀行ATMなどで、電子マネーWAONに“ポイントチャージ”することで支払いに利用できるようになる。

【発行手数料】300円(WAON一体型クレジットカードなどは無料)
【年会費】無料
【チャージ上限】5万円
【還元率】税込200円で1pt(0.5%)
※会員(WAON POINT会員)登録するとイオングループの支払で税込200円で2pt(1%)
【ポイント交換】
そのままでは使用できず1ptからWAONに交換可能
→WAONステーションやイオン銀行ATM、Famiポート、モバイルWAONアプリなどで、電子マネーWAONにポイントチャージ(電子マネーWAONに交換)することで支払いに使える
※ときめきポイントから電子マネーWAONポイントへ交換した場合やキャンペーンでプレゼントされる電子マネーWAONポイントは、事前に「ポイントダウンロード(受取り)」が必要となる

【3】お買い物ポイント「WAON POINT」

(Image:smartwaon.com)

 イオン系列のお店で無料配布している現金お買い物ポイントカード。イオン系列店およびWAON POINT加盟店において現金(商品券含む)で買い物すると税込200円で1pt(0.5%還元)が貯まる(クレカ支払いなどは不可)。WAON POINTはそのまま支払いに利用できるほか、WAONポイント交換後電子マネーWAONで使うことも可能だ。ちなみに、電子マネーWAONでは、WAON POINT会員登録することで200円ごとに2pt貯まるようになる(イオングループのみ)。また、イオンカード(クレカ)ではWAON POINT会員に自動登録される。

【発行手数料】無料
【年会費】無料
【還元率】税込200円で1pt(0.5%)
【ポイント交換】
不用
→そのまま1pt=1円として支払いに利用可能
※利用するには事前に会員登録が必要
※WAONポイント(電子マネー「WAON)にも交換可能

 ここまでの説明で、イオンで使える3種類のポイントの違いが、何となくお分かりいただけただろうか? どうしてこんなややこしいことになったのか本気でイオンを問い詰めたい気分だが、結局、どのポイントも税込200円で1pt(0.5%)貯まることに変わりはない。ただし、クレカの場合はイオンでの支払いでポイントが2倍(1%)になったり、毎月10日・20日・30日はイオンモール専門店で5倍(2.5%)になるなど、ポイントをたくさんもらえるチャンスが多い。また、貯まった「ときめきポイント」は、電子マネーWAON(WAONポイント)やお買い物ポイントWAON POINTにも交換できる利便性もあるので、まずはイオンカードがおすすめ。
 どうしてもクレカを使うのが怖いということなら、現金支払いでポイントが貯まる「WAON POINT」がいいだろう。貯まったポイントをそのまま支払いに使えるので利便性が高いのだ。
 ちなみに、電子マネー「WAON」は利用できるお店が多く使い勝手が非常によいが、発行手数料が300円かかるうえ、お金をチャージしないと使えないのが不便。しかも、もらったWAONポイントをわざわざ電子マネー「WAON」にチャージしないと使えない煩わしさもあるので、今から新規で申し込むのはおすすめできない。

「イオンカード」「電子マネーWAON」「現金お買い物ポイントWAON POINT」でもらえるポイントの相関図を作成してみた。果たしてこの図で皆さんがイオンのポイントを理解できるのか自信がないが、よかったら参考にしてほしい

電子マネーWAONを理解しないと困惑するはめに!

 イオンでもらえるポイント相関図を、丸一日かけて泣きながら図にまとめてみたが、実は電子マネー「WAON」が厄介な存在であることが分かった。というのも、イオンカードの「ときめきポイント」や現金お買い物ポイント「WAON POINT」は、「WAONポイント」に交換できるが、結局「WAONポイント」はいちいち電子マネー「WAON」にチャージしないと使えないのである。
 実は筆者はイオン銀行の口座を作るとき、イオンカードとキャッシュカード、電子マネーWAONが一体となった「イオンカードセレクト」を取得した。このとき、入会キャンペーンでときめきポイントを5,000ptほどもらったので、さっそくWAONポイントに交換したが、イザ買い物で使おうとすると、電子マネーWAONは最初に入金しないと使えないと言われ、しぶしぶ現金で1,000円ほどチャージした。ところが、再度レジに行くと、今度はWAONが1,000円分しかないと言われて、結局、総合カウンターで何とかしてもらった。だが、今考えれば「ときめきポイント」から「WAONポイント」に交換したあと、さらに「電子マネーWAON」へチャージする必要があったのだ。もちろん、当時はそんなことを知るよしもなく、イオンでムダに何時間もオロオロしてしまったのである。アナタも電子マネーWAONを使うときは十分に注意してほしい。

●AEON CARD(イオンカード)(公式)は→こちら
●WAON(ワオン)(公式)は→こちら
●WAON POINT(ワオンポイント)(公式)は→こちら

文=植村照明/編集・ライター

イオンで貯まる「ときめきポイント」「WAONポイント」「WAON POINT」の違いを解説!のページです。オトナライフは、【マネーイオンイオンカードWAON POINTWAONポイントときめきポイント】の最新ニュースをいち早くお届けします。