PayPay対楽天ペイ、シェア争い最終決着か!? 2021年PayPayがついに○○に参入

2018年の10月以来、破竹の勢いでシェアを拡大していくQRコード決済の王者「PayPay」。「100億円あげちゃうキャンペーン」など注目度の高いポイント還元キャンペーンにより、認知度を一気に向上していく手法は大きな話題を呼んだ。さらに、クレジットカード決済に対応していない小さな店でも「PayPayだけは使える」という場所もあるほど。あなたが近所を歩けば、PayPayのマークを見ないことはないほどの状況かもしれない。そんなPayPayは、さらなる領域に足を踏み入れた。しかもそれは楽天が圧倒的シェアを誇る領域だ……。
今回は、ついにライバルの本丸に踏み込んだ、気になるPayPayの動向を追っていきたい。

PayPayに開拓しないという策はなさそう……?

(Image:slyellow / Shutterstock.com)

PayPayによる決済は、もはや珍しいものではなくなってきた

 12月1日、ジャパンネット銀行とPayPayは銀行代理業務に関して業務提携することを発表した。今回の委託により、PayPay加盟店向けには、PayPayの売上金を入金する口座としてジャパンネット銀行の口座を指定することで、入金手数料の永年無料化や売上金の翌日入金など、店舗がキャッシュレス決済を利用するメリットを強化。地域のキャッシュレス化を、店舗単位から強力にサポートするという。また、PayPayユーザー向けには、PayPay残高をジャパンネット銀行の口座へ出金する際の手数料を無料に。PayPayをより利用しやすくなる施策を打ち出し、さらなるユーザー層の拡大を図った。

これまでにも、2021年4月からジャパネット銀行が「PayPay銀行」に社名を変更することが明らかとなっていた。PayPayの名前を背負い、ブランドのメリットを存分に活かすという意思は伝わっていたが、今回の発表によってその詳細が明確になったかたちだ。また、社名変更後もジャパネット銀行名のキャッシュカードは、引き続き利用可能。商品やサービス、手数料などの変更も予定していないため、現在のジャパネット銀行ユーザーの手続きは必要なく、スムーズにPayPay銀行に移行できるという既存ユーザーにも配慮した引継ぎも話題となった。

QRコード決済サービスの戦いは加速する一方だ

 ネット銀行利用は、ある調査によると「楽天銀行」が最もシェアが高く、キャッシュレス決済の利用と銀行口座の紐づけを行っているユーザーも一定数いることが明らかになっている。キャッシュレス決済と銀行口座を紐づければ直接キャッシュレス決済へとチャージ・入金ができるため、現金を引き出す手間が省けるなど多くのメリットを享受できるため、もしかしたら楽天ペイの利用者数が増えるかもしれないというウワサもあった。

 しかし、PayPayのネット銀行参入は、楽天ペイのネット銀行シェアのそれに追いつけ追い越せの形で参入してきたように見える。今後のPayPayと楽天ペイの動きはどうなるのか。そしてどちらが利用者にとってお得になるのだろうか。

参照元:PayPayがジャパンネット銀行の普通預金口座開設、カードローン、ビジネスローンの媒介を開始【ジャパンネット銀行

※サムネイル画像(Image:paypay.ne.jp

オトナライフ編集部
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