ネットワーク環境に影響されない、QRコード決済「smart-pay」がついにサービス開始!

2019年頃から世の中に浸透し、爆発的に利用者が増加したQRコード決済。老若男女、性別・年代を超えて広く利用されている。そんな今では当たり前のような存在になっているキャッシュレス決済だが、「実体がないものは安心できない」と言わんばかりに現金にこだわりを持っている人も多くいる。確かにキャッシュレス決済では、お金が減っていく感覚を実際のサイフの重みなどで感じることができない……。それで敢えて現金を持ち歩く人、キャッシュレス決済を利用しつつも現金も多少持ち歩く人などもおり、完全にキャッシュレス決済派だという人は少ないように思える。
しかし、この度キャッシュレス決済を“タフ”な決済方法にするようなサービスが登場した。近年、異常気象や地震などの被害を受ける日本に住む人にとっては頼れるサービスになり得るのかもしれない。

日本に住むならば災害を覚悟していた方がよい……?

日頃から防災グッズは用意しておくべき、と小学校でも習ったはずだ

 日本の地震発生率は世界でもトップクラスであり、日本周辺を見ると海には太平洋プレート・フィリピン海プレートがあり、別の陸のプレートの方角へ1年あたり数cmの速度で移動し、そのプレートの下へと沈み込んでいる。他にも複数のプレートがあり、日本はまさにプレート境界と考えられる場所に存在しているため、世界でも有数の地震多発地帯となっているのだ。全世界で起きるマグニチュード6以上の地震のうち、20%が日本周辺で発生しているという。さらに島国であるために地震が発生すると津波が起きるなど、もはや日本で暮らすには「地震やそれによって起きる災害を覚悟しておくのは当たり前」というレベルにまでなっている。
そうした災害時への備えとして、高額紙幣・小銭をサイフの中に常に入れている人もいるかもしれない。お店側でおつりが出せなくなる場合は小銭を使い、避難が長期化した場合にはお札を利用するのが手だろう。

通常、電気やネットワーク環境が使えない場面では利用不可のキャッシュレス決済だが…

 「災害時に現金を用意するべし」という話は聞いたことのある読者もいるかもしれない。ではキャッシュレス決済は果たしてどうなのだろうか。一般的なキャッシュレス決済には通信が不可欠だ。そのため決済場所の通信ネットワークが災害の影響で途絶えてしまっている場合、クレジットカードやスマホを持っていてもキャッシュレス決済は利用できない。それがこれまでの常識だった。

 しかし、新たに登場したキャッシュレス決済端末「smart-pay」では、そうした通信ネットワークが途絶えている中でもキャッシュレス決済が利用可能だという。smart-payサービスの提供を開始するリンクトラスト・ペイは、このような仕組みのサービスは日本初ということもあり、関連特許を出願しているとも伝えている。
 通信ネットワークが途絶えていてもキャッシュレス決済が利用できるのであれば、キャッシュレス決済は“タフ”な決済方法になり得る可能性を秘めているだろう。今後のさらなる進化に期待が膨らんでいく。

参照元:新型(通信環境に依存しない)キャッシュレス決済端末「smart-pay」サービス開始【リンクトラスト・ペイ

オトナライフ編集部
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