「キャッシュレス元年」と呼ばれる2019年から世の中に浸透し、爆発的に利用者が増加し続けているQRコード決済。その動きに合わせ、大手チェーンの飲食店だけでなく、商店街の個人商店など小さなお店でもキャッシュレス決済を取り扱う店舗が増加している。あなたも街を歩けば、どこもかしこもキャッシュレス決済に対応していることに気づくだろう。今やキャッシュレス決済の代名詞といえばQRコード決済であるが、実はクレジットカードは未だにQRコード決済よりも利用されているキャッシュレス決済だという調査結果もあるほど不動の地位を築き上げている。そんなクレジットカードの中でもVisaが破竹の勢いで進化を遂げている。
今回はVisaの現在の状況と、Visaの隆盛によっては存在を脅かされるかもしれないあるキャッシュレス決済について迫っていきた。
Visaの躍進が止まらないとあなたは知っていた?

クレジットカードを社会的ステータスだと思う人もいるらしい……
12月17日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、2020年に日本で大きく伸びた「Visaのタッチ決済」の利用状況などについて説明会を開催。日本におけるVisaタッチ決済(クレジットカードのNFC非接触決済)は前年比約15倍以上となり、コンビニの約70%で利用可能になるなど、普及の拡大がなされていることを発表した。
新型コロナウイルスの影響もあり、非接触の衛生面でのメリットが支持されていることが要因のひとつだろう。さらに、決済速度の速さと手軽さも好評であり、タッチ決済利用者は現金利用頻度が減少しているとのことだ。