世界的なスマートフォンブランドのiPhoneの人気が、またしても明確な数字として証明された。2020年10月にリリースされた「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」が、同月の5G対応スマホとして販売台数ランキングで1位・2位となったのだ。世界的にも熱狂的なファンの多いiPhone およびApple製品は需要の落ち込みがちだった2020年でもまったく衰えは見せていないようだ。
今回は、新機種が絶好調なスタートを切ったiPhoneのことについてお伝えしていきたい。
iPhone最新機種、月間売上台数で全世界ナンバーワンに
香港にある調査会社・カウンターポイントは21日、10月における全世界の5G対応スマホの販売台数ランキングを発表。そのランキングで1位となったのは、前述のとおりiPhone 12。2位にもその上位機種であるiPhone 12 Proが入り、新型iPhone2機種でワンツーを決める格好となった。
さらにiPhone 12の販売シェアは16%、iPhone 12 Proも8%だったことも明らかとなっている。シリーズ全体で24%、実に10月に販売された5Gスマホの4台に1台を占めたことになる。全世界ともに予約開始が10月16日、発売が23日だったことを考えると、わずか半月でこの台数を売り上げたところに人気の高さが如実に表れていると言えるだろう。
また加えて言うならば、このランキングには11月初旬に販売された同シリーズの「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro Max」は含まれていない。3位に入った韓国・サムスン電子の「Galaxy Note20 Ultra」がシェア4%と、iPhone 12・iPhone 12 Proに比べて振るわなかった点を考えると、11月のランキングで表彰台がiPhone 12勢で埋め尽くされることも十分にあり得る話だ。
日本では3大キャリア全社が取り扱い、新機種が出るたびに各社がこぞって「iPhoneの新機種出ます!」的なCMを打つなど圧倒的な人気を誇るiPhone。一時期は国内で70%以上のシェアを誇っていたとも言われるほどだ。
しかしたびたび「そんなにiPhoneが人気なのはAppleのあるアメリカと日本くらい」と揶揄(やゆ)する声も出てくるのだが、今回の調査結果は全世界でのシェアだ。AppleおよびiPhoneが、広く世界的に愛されていることの証左なのではないだろうか。
AppleはiPhoneでのみ使えるスマホ決済「Apple Pay」やクレジットカード決済「Apple Card」など、現在もスマホの枠を飛び越えた広がりを見せ続けている。まだ日本ではサービスが開始されていないApple Cardが登場したら、iPhoneの利便性がさらにアップすることは間違いない。そうしたファンの期待に応え続けるAppleのファンは、これからも増え続けていきそうだ。
参照元:iPhone「12」が首位 10月の5G対応スマホ販売―調査会社【時事ドットコムニュース】
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