昨今コンビニのレジ前で財布を出すことは少なくなったのではないだろうか。各コンビニの公式アプリを開いてクーポンを使って、ポイントをためてそのままキャッシュレス決済。なんてスマホの使い方が大多数になっている。
今回は各社ともに力を入れる公式アプリについて、その実態を探っていく。王者セブン-イレブンが過去に負ったある傷跡から、シェア争いに苦戦していくかもしれない弱点を露呈しているようだ。
利用者、コンビニともにメリットがあるアプリの普及

いまやコンビニ各社はアプリの利用が当たり前
スマホの普及と共にコンビニ各社は公式アプリの充実に注力している。各社ともにお得なクーポンや最新の商品情報が配信されるとあって、クーポンの差で買い物をするコンビニを変えるという人も少なくないはずだ。また、クーポン以外にもアプリ内で会員情報を登録できるのも特徴の1つ。商品の購入に応じたポイントの獲得や、連携先のポイントカードと紐づけることで便利に買い物ができるというメリットも有している。店舗側としても、会員情報を集めることで購買層の調査やトレンドを迅速かつ膨大に取得できるとあって公式アプリはもはや必須ツールとなっているだろう。
「ローソン」、「ファミリーマート」、「セブン-イレブン」の大手コンビニ3社の公式アプリの内容を紐解いていみると、大きなサービスの内容には違いはないものの、ある一カ所で一社が大きな遅れをとっていることが分かった。