楽天ペイが覇権争いから一歩遅れることに?

多数のサービスが誕生したQRコード決済業界は戦国時代の様相を呈している
それは現在熾烈なシェア争いが繰り広げられているQRコード決済業界にとっても他人事ではなく、利用サービスを選ぶ基準の調査でも「安全なセキュリティ」が毎回上位に入ってくるほどだ。やはりQRコード決済が注目を集めていた2019年に、「7pay」で大規模な不正利用が発覚しスタートからわずか3ヶ月でサービスを終了した過去もあり、世間が「QRコード決済」という新たな決済方法の安全性に懐疑的になってしまったのかもしれない。
そうした前例のイメージがあるからこそ、QRコード決済にとってセキュリティへの信頼感は絶対不可欠なものと言える。今回の一件も、同じ楽天グループのサービスとして「楽天ペイ」の評判の低下につながる可能性もゼロとは言えないはずだ。
2019年頃には新規顧客獲得のため各サービスがこぞって大規模な還元キャンペーンを打っていたQRコード決済も、ここ最近は多くのサービスが既存顧客の囲い込みにシフトチェンジした様子も窺える。そんな中でも精力的に展開を続けて業界トップの座を争っていたのが、業界1位のPayPayと2位の楽天ペイだった。楽天ペイ自身の失策ではないが、これをきっかけに覇権争いから脱落してしまうかどうか。今後のシェア調査等の結果を待ちたい。
参照元:クラウド型営業管理システムへの社外の第三者によるアクセスについて【楽天】