“くら寿司超え”のナゼ? スシローが満足度1位に輝けた本当の理由

あなたは贔屓にしている回転すしチェーンはあるだろうか。「くら寿司」や「はま寿司」、「銚子丸」など様々なチェーン店がある中で、今回オリコンの調査で「スシロー」が満足度1位に選ばれた。
今回は、スシローがファンの支持を集めた理由や、2020年に何度も話題となったくら寿司に勝利できた理由を考えていきたい。

コロナ禍でも前年以上の業績を残したスシロー

(Image:WildSnap / Shutterstock.com)

今やどこの街にも楽しめる回転すしチェーン

 コロナ禍での外出自粛によって多くの企業がダメージを受けた2020年の外食業界において、11月に発表されたスシローの9月期の売上高は2,049億円と前年を上回る数字を残している。これは店舗での飲食需要が減ったと見るや、スシローがいち早くテイクアウトメニューを充実させたことに起因するのではないか、とみられている。
 とくに上手いのは、単に寿司をテイクアウトするのではなく、“手巻き寿司”としてネタとシャリ・海苔を分けて提供したことではないだろうか。自宅で食べる際にも楽しめるエンターテインメント性を持たせることで、大きく制限されてしまった日常のストレスを忘れられる時間に昇華させたのは好手と言えるだろう。

(Image:akindo-sushiro.co.jp)

スシローは2021年を飛躍の年とできるか

 回転すしチェーンといえば、2020年の後半に大きな話題となったのはくら寿司だ。9~10月までは、同年に大流行した「鬼滅の刃」とのコラボを実施。「コラボするだけで当たる」という社会現象レベルの人気となった鬼滅ファンが大勢押し寄せた。
 加えて10月からは、同月にスタートした「Go To Eat」を利用して実質ほぼ無料で飲食ができる“無限くら寿司”も集客を増やす要因となったはずだ。

 しかしそんな人気を博したくら寿司を差し置いてスシローが1位を獲得したのは、よほど“満足”という尺度でお客を満足させたということに他ならない。もはや「言ってもただのチェーン店じゃないか。質は期待できないでしょ」という見方は過去のものとなりつつあるようだ。
 大きく世の中が変わっていく中で、その変化を足がかりにしてチャンスを掴んだスシローが、2021年はどのような進化を見せてくれるのか。今後への期待が膨らんでいく。

参照元:スシローが「満足度が高い回転すし店」の項目で第1位を獲得!【日本トレンドリサーチ

※サムネイル画像(Image:akindo-sushiro.co.jp)

オトナライフ編集部
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