メルカリで「ゆうパケットポスト」を実際に使ってみたポスト投函で匿名発送可能で超便利!

フリマアプリ「メルカリ」では、2020年11月から「ゆうパケットポスト」が利用できるようになったのはご存じだろうか? 「ゆうパケットポスト」とは、メルカリで売れた商品を重さ2kg以内、厚さ3cm以内の専用箱に入れ、近所の郵便ポストに自分で投函できる新サービス。そこで今回は「ゆうパケットポスト」の基本的な使い方と、筆者が実際に使ってみた「ゆうパケットポスト」の感想を紹介したいと思う。

新サービス「ゆうパケットポスト」って何?

 フリマアプリ「メルカリ」で商品を版売する場合は、送料込みで出品することが多いため、売れた商品の発送はできるだけ安く、なおかつ匿名発送や追跡機能などで安全に発送したいもの。これまでも、メルカリでは日本郵便の「ゆうパケット」やヤマト運輸の「ネコポス」など、商品を安く安全に送れるサービスがあったが、2020年11月、日本郵便から「ゆうパケットポスト」という新しい発送サービスが開始された。2020年12月には全国9,200局に拡大し、2021年1月12日からは全国の郵便局で専用箱の販売も開始されている。
 すでに利用している人も多いと思うが、「ゆうパケットポスト」は、郵便局で1枚65円の専用箱を購入することで、メルカリで売れた商品を全国一律200円で発送できる。しかも、2021年4月30日までは20ptのポイント還元キャンペーンもあるので、送料は実質180円となる。「ゆうパケットポスト」専用箱のサイズは縦32.7cm×横22.8cm×厚さ3cm(A4サイズ)で、重さは2kgまでOKだ。ちなみに「ゆうパケットポスト」の専用箱は、郵便局以外にもローソンやセリア、メルカリストアなどで購入可能。もっとも安いのはセリアで、2枚1組110円(1枚単価は55円)となる。

■ゆうパケットポストの販売先と価格

販売先 価格 1枚単価
郵便局 1枚 65円 65円
ローソン 1枚 65円 65円
セリア 2枚1組 110円 55円
メルカリストア 5枚1組 300円 60円

ゆうパケットポストを1枚から買えるのは郵便局とローソンで1枚65円だ。複数枚買えば1枚単価は安くなり、セリアなら2枚1組110円なので、1枚単価は55円で買える

 なかなか便利そうな「ゆうパケットポスト」だが、ほかのサービスと比べるとどうなのだろうか? たとえば、ヤマト運輸の「ネコポス」は「ゆうパケットポスト」とほぼ同じサイズで重さは1kgまでとなっているが、送料は175円と安い。しかも、専用箱(65円)は不要で追跡機能も利用できるのだ。とはいえ、「ネコポス」はヤマト営業所やコンビニまで荷物を持って行く必要があり面倒くさい。その点、「ゆうパケットポスト」なら近所にあるポストに投函できるのが便利。コロナ禍の現在では、窓口に並んだり対面でやり取りしなくてもいいのが安心だ。もちろん「ゆうパケットポスト」なら、匿名発送や追跡機能も利用できる。もし、厚さ3cm以下&重さ1kg以上~2kg以下の商品を送るのなら、「ゆうパケットポスト」はかなり使い勝手がいいのである。

「ゆうパケットポスト」は、商品を梱包したら近所にある郵便ポストに入れるだけで発送できる!これは大きなメリットだろう

梱包したら近所の郵便ポストに入れるだけ!

 厚さ3cm以下、重さ2kg以下の商品がメルカリで売れたら、「ゆうパケットポスト」の利用を検討してみよう。専用箱を購入したら箱を組み立て、荷物を梱包しよう。箱の組み立て方法は記載されている通りにやれば難しくはない。次に、メルカリアプリの取引画面からQRコード(2次元バーコード)を読み取ろう。これを忘れると商品が届かないので要注意! 次に「ご依頼主様保管用シール」を剥がして、商品が相手に届くまで保存すればいい。あとは近所の郵便ポストに投函すれば発送完了である。
 大都市ならコンビニやヤマト運輸の営業所も近所にたくさんあるだろうが、田舎ではわざわざ車で行かなければならないことも多い。その点、郵便ポストなら田舎でも徒歩や自転車で行ける距離にあることが多いので、その点だけでも「ゆうパケットポスト」には大きなメリットがあると言えるだろう。 

最初に両端(1)を折り曲げ、次に(2)の部分を折り曲げて箱状にする。商品を中に入れたら(3)を折って封をしよう(上写真)。梱包が完了するとこのような形になる。厚さ3cm、重さ2kg以下ならOK(下写真)

QRコード(2次元コードを読み取る)部分をメルカリアプリの取引画面で読み取れば、配送伝票の印刷も不要で匿名発送できる

QRコードをメルカリアプリで読み込んだら、「ご依頼主様保管用シール」部分を剥がして、ポストに投函すればOK! なお、万一、シールをはがし忘れても商品はちゃんと相手に届くぞ

 ここまでの説明で「ゆうパケットポスト」の利便性がご理解いただけただろうか? もちろん、メルカリでは送料が純利益に直結するので、少しでも安いほうがいいと思う人も多いのは筆者も重々承知している。だが、都心に住んでいる筆者でも、土・日に郵便局で商品を発送するときは、宛名ラベル印刷機や受付窓口が大変混雑しており、数十分も待たされることがあるのだ。その点、「ゆうパケットポスト」ならポストに「ポン!」でお終いなので、貴重なお休みを有効に活用できる。“数十円の差額で時間を買う”と考えることができれば「ゆうパケットポスト」を利用してもいいだろう。

●日本郵政「ゆうパケットポスト」(公式)は→こちら

文=西口みなみ/編集・ライター

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