狙われる件数はAndroidスマホのほうが多い

いまも世界中のどこかであなたのスマホが狙われているかもしれない
次に考えていきたいのはセキュリティだ。実はセキュリティリスクという面では、iPhoneよりも圧倒的にAndroidスマホのほうが“狙われやすい”。複数の調査からも、Androidスマホのほうがフィッシング詐欺等の標的とされる件数が多いことが判明している。しかしそこには、「世界的に見てAndroidスマホユーザーのほうが圧倒的に多いから」という事情もある。世界のスマホの利用率を確認できるデータサイト「StatCounter」によると、2020年12月時点で世界中のスマホユーザーのうち72%以上がAndroidを搭載したスマホだという。対してiOSのスマホ(iPhone)は26%だ。不特定多数の人々のスマホを狙うのであれば、母数の多いAndroidスマホを狙うのは自然な選択と言えるだろう。
次に見るのは対応アプリだ。近年はおうち時間も増えたことで、暇つぶしの道具としてもスマホが重宝されている。そのときに選べる暇つぶし用のアプリは、多いに越したことはないだろう。参照記事によれば、Androidスマホ用のアプリを配布している「Google Play」は約287万件、iPhoneで利用できる「App Store」には約196万件のアプリがあるという。この数字すべてが暇つぶしに使えるタイプのアプリというわけではないが、それでもおよそ1.5倍の数があるAndroidスマホのほうが選択肢も多いと見て間違いないだろう。
これらの結果から考えていくと、「スマホは安くても最低限使えれば十分」「飽きっぽいからいろいろなアプリを使ってみたい」といったタイプのユーザーは無難にAndroidスマホ、「個人情報の塊でもあるスマホは安心・安全が一番」というユーザーであれば、iPhoneのほうが多数のメーカーが出しているAndroidスマホよりも信頼しやすいと言えるかもしれない。
しかし実際には「このメーカーが好きだから」のような理由で使用するスマホを決めている人も多いだろう。そんなタイプには、そのメーカーの出すスマホが一番合っているはずだ。
参照元:iPhoneとAndroidスマホ、どっちを買うべき? 機能や安全性で比較【lifehacker】
※サムネイル画像(Image:Bloomicon / Shutterstock.com)