メルカリの出品数が20億品突破と好調だが、メルペイの不調がシェア争いに影響する可能性も

「メルカリ」の累計出品数が大台を突破したようだ。2020年12月に20億品を突破したと発表。「フリマアプリ」の最大手として順調な成長を見せている。新規サービスの参入が続くフリマアプリ界だが、まだまだその地位は盤石か。
今回は、絶好調のメルカリと一方で不調に喘ぐ提携サービスの姿。そして激化していくフリマアプリ界の戦いに迫っていく。

サービス開始から7年半というスピードで20億突破!

(Image:slyellow / Shutterstock.com)

メルカリは順調な成長を見せている

 フリマアプリのメルカリは累計出品数が2020年12月27日に20億品を突破したと発表。サービス開始から5年というスピードでの達成となった。
 現在、日本国内の利用者数は月間1,755万人にも上るなど、フリマアプリ界屈指の巨大サービスへと進化を遂げたメルカリ。とくに、今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、巣ごもり需要や、テレワーク対応などで利用者が増加したといわれている。近年では買い占めや転売など、フリマアプリに対するモラルが問われるようになってきている。メルカリとしてはユーザーが安心・安全に利用できるだけでなく、社会にとって必要不可欠なマーケットプレイスとなるべく精進していくと語っている。

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PayPayフリマの足音が聞こえてくるようだ

 累計出品数からもわかるように順調にユーザーを増やし続けるメルカリ。「PayPayフリマ」や「ラクマ」をはじめとしたさまざまな新規サービスが参入しているが、まだまだその地位は盤石だといえるだろう。
一方でメルカリの手掛ける「QRコード決済」の「メルペイ」は絶好調の本家サービスに比べて不調だ。好調なフリマアプリ事業のユーザーをうまく流入させることができていないようだ。メルカリの売り上げをよりお買い得にメルペイで使えるような大型キャンペーンを打ち出して、テコ入れをする必要があるのかもしれない。
最近ではPayPayの手掛けるPayPayフリマが手数料の引き下げを発表。いまや、フリマアプリ界では手数料は最安となっている。同じ売り上げをQRコード決済に還元できるメリットをもつサービスならば、「手数料が少ないものを使おう」というのは当然の反応である。楽天の手掛けるラクマにしても豊富な宣伝戦戦略や、得意の経済圏作戦で戦いを仕掛けており、「連動サービスによるお得さ」はもはや消費者にとっては周知の事実。2社ともに独自の戦いでフリマアプリ界を席巻しはじめている。このままでは、メルカリはユーザーを失っていくかも、2021年はフリマアプリのシェアが大きく入れ替わる予感だ。

多くのユーザーを抱えるPayPay系列サービスの参入や、楽天経済圏で使えるラクマなどライバルは多い。メルカリも今の調子に胡坐をかいていたら危ないかもしれない。

参照元:メルカリ、累計出品数が20億品を突破 約2年半で累計出品数が倍に成長【AMP

※サムネイル画像(Image:slyellow / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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