毎年届く「ねんきん定期便」、確認せずに捨ててしまうと大変なことになるかも!?

日本では誰もが年金に加入することになっており、年金加入者には毎年「ねんきん定期便」が届いているはずだ。でも、きちんと確認せずに捨ててしまっている人も多いのでは? 「ねんきん定期便」には重要な情報が記載されているので、きちんとチェックしないと、大変なことになる可能性がある。そこで今回は、「ねんきん定期便」には何が記載されているのか、確認しないとどんなことが起きるのかを解説しよう。

きちんと年金保険料を納めているか確認しよう!

 日本に住んでいる人なら必ず加入している年金。会社員なら「厚生年金」、フリーランスや個人事業主は「国民年金」に加入しているはずだ。年金加入者には毎年誕生月に「ねんきん定期便」が送られてくる。35歳、45歳、59歳のときは全期間の年金記録情報が記載された「封書」が届くが、それ以外の年は直近1年間の情報が記載された「はがき」が届くようになっている。「ねんきん定期便」には、自分の年金の納付状況などがどうなっているか記載されているので、捨てずにきちんと中を確認しよう。もし「ねんきん定期便」を確認しないと、大変なことになる可能性もあるのだ……。
 まず、「ねんきん定期便」をチェックしないと、自分の年金記録が間違っていることを発見できない。たとえば、会社を辞めて厚生年金から国民年金に切り替わった時期などが正しいか? 収めた保険料の金額が正しいか? などをしっかり確認したい。
 また、ブラック企業では、厚生年金に加入しているのに会社が保険料を収めておらず未納扱いになっている場合もあり得る。そうなると、年金受給の条件をクリアできず年金受給資格が得られない場合も……。さらに、給与から天引きされていた金額より実際に会社が納付した金額が少ないと、将来もらえる年金額も減ってしまうことになる。

これが35歳、45歳、59歳以外のときに送られてくる「ねんきん定期便」の「はがき」タイプ。直近1年間の保険料の支払状況などが確認できる。ブラック企業に勤めていると未納になっている場合も

(Image:nenkin.go.jp)

自分のねんきんの保険料納付状況は、Webサイトの「ねんきんネット」から、いつでも確認できるようになっている

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