輸送が効率化されれば、他社よりも送料がグッと安くなるかも

楽天市場がより便利になるかもしれない
さまざまな自社事業を連動させることで生活必需サービスを網羅し、ユーザーを囲い込んできた楽天の楽天経済圏が、いよいよ物流というライフライン事業にも着手しはじめたようだ。たしかに楽天市場を抱える楽天にとってみれば、効率的な物流フォームを整備することは大きなメリットがあるだろう。独自の輸送ルートを形成することで、コストが削減し、結果として送料が値下げされれば、他社とのアドバンテージは大きくなる。
「同じものを買うにしても、ポイントが付くから」という理由で、現在は他社との優位点を持っているが、今後「楽天の方が、送料が安い」という武器を手に入れれば、利用の増加は間違いない。なによりポイントという観点は、既存ユーザーへの訴求という面が大きいが、送料というアドバンテージは他サイトのユーザーを奪い取れる利点となりうる。ECサイト事業もネットの普及と共に市場が頭打ちとなりつつある。今後はシェアの奪い合いになっていくだろう。今回の発表は楽天のシェア拡大の最初の一手となるかもしれない。
物流事業まで手掛けはじめた楽天。もはや楽天に網羅できないモノはなくなるかも。近い将来、楽天経済圏への加入が必須となる時代が来るかもしれない。
参照元:楽天と日本郵便、物流領域で戦略的提携–金融やモバイル分野でも連携目指す【CNET Japan】
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