ソフバンの「SoftBank on LINE」「メリハリ無制限」「Y!mobile」どれがいいの? 特徴や注意点まとめ

ソフトバンクが2021年春からネット専用の「SoftBank on LINE」を立ち上げることはご存じだろう。だが、ほかにもデータ無制限の新プラン「メリハリ無制限」やサブブランドのY!mobileも新プラン「シンプルS/M/L」をスタートする予定である。そこで今回は、出揃ったソフトバンクグループの春の新料金プランを比較し、どの料金プランがお得なのか解説しようと思う。

ソフトバンクグループの春の新料金プランはどこがお得?

 ソフトバンクはドコモのネット専用プラン「ahamo(アハモ)」に対抗して、2021年3月からネット専用新ブランド「SoftBank on LINE」を立ち上げた。それと同時に、データ無制限の新プラン「メリハリ無制限」も2021年3月からスタートする。さらに、ソフトバンクのサブブランド「Y!mobile(ワイモバイル)」は、2021年2月から新料金プラン「シンプルS/M/L」に移行するのだ。果たして、どのプランがいちばんお得なのか? ということで今回はソフトバンクグループの春の新料金プランはどれがお得なのか検討してみる。
 なお、現状ソフトバンクでは2年契約(2年縛り)はなく、いつ解約しても違約金はかからないが、2019年9月6日以前に旧料金プランに加入した人は、更新月以外で解約すると9,500円の違約金がかかる。慌てて乗り換えると損をすることもあるので、事前にしっかり確認しておこう。

(Image:softbank.jp)

ソフトバンクグループでは、データ無制限の新プラン「メリハリ無制限」、ネット専用新ブランド「SoftBank on LINE」のほかに、サブブランドY!mobileも「シンプルS/M/L」という新プランを展開する予定

 まず、ソフトバンクが2021年3月からスタートする「SoftBank on LINE」を見てみよう。「SoftBank on LINE」は月20GB+1回5分かけ放題で月額2,980円というネット専用新ブランドの料金プラン。LINEを利用したときのデータ量はカウントされない「LINEがギガノーカウント」が適用されるのが、ドコモの「ahamo」やauの「povo」などとは大きく異なる特徴だ。また、SIMカードの交換が不要な「eSIM」にも対応するほか、ソフトバンクからの乗り換えなら手数料がかからないというメリットもある。ただし、キャリアメールが利用できなくなるほか、家族割の「みんな家族割+」や固定回線割の「おうち割光セット」などは適用されない。もちろん、ソフトバンクの店舗では契約できないしサポートも受けられない。

■SoftBank on LINEのポイント
[1]月20GB+1回5分かけ放題で月額2,980円
[2]LINEのデータ通信量はカウントされない
[3]家族割や固定回線割は適用不可
[4]ネットでの契約のみ(店頭は不可)
[5]キャリアメールは使えない
[6]ソフトバンクからの乗り換え手数料は無料

(Image:softbank.jp)

ソフトバンクはグループ会社の格安SIM「LINEモバイル」を吸収する形で、新ブラント「SoftBank on LINE」を立ち上げ2021年3月からサービスを開始する

(Image:softbank.jp)

月20GB+1回5分かけ放題で月額2,980円は、ドコモの「ahamo」やauの「povo」とまったく同じ。ただし、LINEのデータ通信費はカウントされないのが大きなメリットとなっている

 ソフトバンクの「メリハリ無制限」は、月50GBまでの「メリハリプラン」を見直し、データ通信量無制限で月額6,580円に値下げしたお得なプラン(通話料は別)。しかも、家族3人加入+固定回線(Softbank 光・Air)加入で割引きが受けられる。具体的には「新みんなの家族割」は3回線以上で1,100円割引き。さらに「おうち割光セット」で1,000円割引きされ、実質月額4,480円まで安くできる。しかも、データ量を月3GB以下しか使わない場合は、勝手に1,500円も割引きされるため、最大で月額2,980円で利用できる可能性がある。もちろん、ソフトバンクの店頭で契約できるしトラブル時にサポートを受けられるほか、2年縛りや解約金はかからない。ただし、テザリング・データシェアでの利用の場合は月30GBに制限される点には注意しよう。

■メリハリ無制限のポイント
[1]データ無制限で月額6,580円
[2]家族割や固定回線割で最大2,100円割引き
  ※月額4,480円まで下げられる
[3]3GB以下ならさらに1,500円割引き
  ※月額2,980円まで下がる 
[4]ソフトバンクの店頭で契約可能
[5]キャリアメールが使える

(Image:softbank.jp)

従来の「メリハリプラン」は月50GBで月額8,480円だったが、2021年3月スタートの「メリハリ無制限」はデータ使い放題で月額6,580円に値下げされている。しかも、家族割なども適用可能だ

(Image:softbank.jp)

「新みんな家族割」は2人で600円割引き、3人で1,100円割引きされるほか、「おうち割 光セット」(SoftBank 光・Air加入)で1,000円割引きされる。さらに、月3GB以下の月は「勝手に割引」で1,500円割引きされ月額2,980円まで安くなる

「SoftBank on LINE」は月20GBのネット専用だし、「メリハリ無制限」は家族割などを適用しないと安くならない。もし、1人で月20GBも使わない場合はどうすればいいのだろうか? そんなときはソフトバンクのサブブランド「Y!mobile(ワイモバイル)」に注目してもらいたい。Y!mobileは2021年2月から「シンプルS/M/L」という新料金プランをスタートさせるが、そのなかでも月3GBの「シンプルS」は月額1,980円で利用できるのが魅力! しかも、家族割か固定回線割が適用できれば500円割引きとなるので、月額1,480円まで料金を安くできる。もちろん、Y!mobileは店頭での契約が可能だし、ソフトバンクからの乗り換えなら手数料も無料である。

(Image:ymobile.jp)

ソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」も、2021年2月から新料金プラン「シンプルS/M/L」に移行する

(Image:ymobile.jp)

「シンプルS」は月3GBで月額1,980円という料金プラン。家族割か固定回線割適用で500円割引きされ、月額1,480円まで安くすることが可能

 いかがだろうか? もし、ネット申し込みが苦手ではなく、スマホで動画なども良く見る人なら「SoftBank on LINE」がお得だろう。家族割や固定回線割も適用可能なら「メリハリ無制限」が家族全体ではお得になる可能性が高い。また、ネット契約が苦手で家族割も利用しないのであれば、店頭契約も可能なY!mobileも検討したい。とくに「シンプルS」は月3GBで月額1,980円と格安なので、スマホはメールやWeb閲覧のみで動画は一切見ないという人にはオススメだ。いずれにせよ、自分の条件に合った新プランに乗り換えることで、スマホ料金をグッと下げることができるので、春からの新プランの内容はしっかり確認しておこう。

●ソフトバンク「SoftBank on LINE」(公式)は→こちら
●ソフトバンク「メリハリ無制限」(公式)は→こちら
●Y!mobile「シンプルS/M/L」(公式)は→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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