音声によるリアルタイムなコミュニケーションができる招待制SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が一気に注目を集めている。仲間内で気軽な雑談にも、著名人の発信をラジオ感覚で聞くのにも使える。Twitter、Instagram、Facebookなどに続くSNSとの呼び声も高いが、じわじわとユーザーを増やしていったこれまでのSNSと異なり、日本国内での人気上昇っぷりは異常だ。背景には、iPhone普及率が高い日本に対するマーケティング戦略があるのかもしれない。
満を持して日本に上陸したClubhouse

ClubhouseはアメリカのAlpha Explorationが2020年3月に立ち上げたSNS
日本では今年1月から本格的にスタートしたにもかかわらず、1週間足らずでみるみる話題となりTwitterでもトレンド入りしたClubhouse。TwitterやInstagramとの違いは、録音もない完全リアルタイムのみの音声SNSということだ。「room」と呼ばれる会話をする部屋を選んで参加すれば、すぐに会話をはじめることができる。
著名人やスタートアップ経営者から火がついたこともあり、現在はまだ一般人にとってはハードルが高い印象もあるClubhouseだが、これだけ勢いよく広まっていけばユーザーの幅が広がるのも時間の問題だろう。
実際にどんなroomが立ち上がっているか見てみると、著名人や経営者同士のトークセッションやテレビ番組のアフタートークなど、ともすればお金を払ってでも聞きたい話が突発的に行われていた。たしかに身内の雑談以外にも、「見逃せない」と思わせるコンテンツが豊富だ。