「Audacity」を使ってノイズを除去する方法をご存知だろうか。「Audacity」を使えばかんたんに音声ファイルからノイズを除去できる。本記事では「Audacity」でノイズを除去する方法を紹介するので、ノイズでお困りの方は参考にしてほしい。
ノイズの除去とは？
録音した音声に入っている「サー」という音や「ザー」という音であるノイズでお困りではないだろうか。音声の録音ではノイズが悩みのタネのひとつだ。そこで本記事では録音した音声から「Audacity」というフリーソフトを使ってノイズの除去を行ってクリアな音声にする方法を紹介する。音声ファイルのノイズの除去方法でお困りの方は、これから紹介する「Audacity」を使ったノイズの除去方法をぜひ参考にしてほしい。
「Audacity」でノイズを除去する設定方法
「Audacity」を使ってノイズを除去する方法を紹介する。「Audacity」とは無料で利用できる音声編集ソフトだ。「Audacity」に搭載されているノイズの除去機能を使えば初心者でもかんたんに、音声ファイルのノイズを除去する事ができるのでオススメだ。
・Audacityを起動し音声ファイルを取り込む
「Audacity」で実際にノイズの除去をする方法を見ていこう。「Audacity」で音声ファイルからノイズを除去するにははじめに、「Audacity」へノイズの除去を行いたい音声ファイルを読み込まなければいけない。
「Audacity」で音声ファイルを読み込むには、「Audacity」を起動して「Audacity」の画面上へ音声ファイルをドラッグ・アンド・ドロップすればよい。ドラッグ・アンド・ドロップすると、自動的に音声ファイルが解析されて波形が表示される
・ノイズプロファイルを取得する
「Audacity」でノイズを除去するには、ノイズプロファイルの取得という作業が必要だ。ノイズプロファイルの取得とは、音声ファイルに記録されているノイズ部分を手動で指定して「Audacity」へノイズとはどのような波形の部分なのかを覚えさせるための作業である。「Audacity」でノイズを除去するときには、音声ファイルのノイズのみが記録されている部分をノイズプロファイルとして指定する必要があるのだ。
「Audacity」で音声ファイルを読み込むと音声ファイルの波形が表示される。今回、読み込んだ音声ファイルを再生すると、図で示す部分に人の音声とかぶらないノイズが記録されていた。そのため、この部分をノイズプロファイルとしてノイズ除去を行う
「Audacity」でノイズ部分を確認できたら、メニューバーから「エフェクト」→「ノイズの除去」を選択する
エフェクトで「ノイズの除去」を選択したら「ノイズプロファイルの取得」をクリックして、さきほど図で示した音声ファイルのノイズ部分を指定する。この際、ノイズ部分には消えてはいけない人の音声などが含まれないようにするのがきれいにノイズ除去を行うポイントだ
・調整をする
ノイズプロファイルを指定することが出来たら、「Audacity」のノイズの除去機能に搭載されている各種パラメーターを調整してみよう。なお、ノイズの除去を行う回数が多ければ多いほど元の音声からノイズ部分と「Audacity」に認識されている波形が除去されるので、パラメーターの調整や除去回数については試行錯誤を繰り返すこととなる。
各種パラメーターを設定できるので、パラメーターの調整とプレビューを繰り返してよりクリアな音声になるように調整しよう
「Audacity」でノイズを除去する時の注意点
「Audacity」でノイズ除去を行うときには気をつけておきたいポイントが有る。「Audacity」でノイズ除去を行う際に注意したいポイントについて紹介するので、「Audacity」を使ったノイズ除去を検討中の方は参考にしてほしい。
・ノイズ除去の回数を減らして音に違和感が出ないようにする
「Audacity」では同じ音声ファイルに対して何度もノイズ除去を行う事ができるが、その回数が増えれば増えるほど音声ファイルから情報が失われて行き、不自然な音になっていく。そのため、ノイズ除去を行うたびにプレビューを行い、ノイズ除去回数が増えすぎて音声が不自然にならないように調整することが重要である。
