楽天ペイと楽天Edyの違いってなに? それぞれにおすすめのユーザーについての解説

楽天グループは「楽天経済圏」を構築しているだけあり、さまざまな決済手段を提供している。そのなかで楽天ペイと楽天Edyの違いがよく分からない人もいるのではないだろうか。このページでは両者の違いや、それぞれの利用に向いている人などについて、わかりやすく解説しよう。

楽天ペイと楽天Edyの違い

(Image:slyellow / Shutterstock.com)

 まず両者の主な違いについて、下記の表にまとめた。

■楽天ペイはQRコード決済で期間限定ポイントも消費可能

 楽天ペイは、スマホにQRコードを表示させる、または店頭のQRコードを読み取って決済する方式だ。QRコード決済は近年利用者が急増しているアプリで、楽天ペイの競合サービスとしては、PayPay/d払い/au PAY/LINE Payなどが存在する。
 楽天ペイの支払い方法は複数あるが、楽天Edyで決済することも可能だ。また楽天ポイントについて、通常ポイントだけでなく期間限定ポイントの消費にも使える。

■楽天Edyは電子マネーでスマホなしでも利用できる

 楽天Edyは電子マネーで、スマホアプリ以外にポイントカードや楽天カードにも搭載されている。事前にチャージしてから使う、プリペイドタイプだ。競合サービスとしては、WAON/nanaco/QUICPay/iDなどがある。楽天Edyは以前から全国的に普及しているため、使える店が多いのもメリット。たとえば楽天Edyはイトーヨーカドー、サミット、マルエツ、ヨークマートなど、スーパーで使えるところも多い。しかし楽天ペイは現時点でこれらの店舗では使えない。

 ここでは楽天ペイ・楽天Edyそれぞれのポイント還元について、もう少し細かく見ていこう。

■楽天ペイは最大1.5%の還元率

 楽天ペイで最大1.5%の還元を受けるには、下記の手順で行う。

・楽天キャッシュへ楽天カードでチャージすると、0.5%のポイント還元
・楽天キャッシュによって楽天ペイで決済すると、1.0%のポイント還元

 楽天ペイに楽天カードを直接登録して使うこともできるが、その場合は1.0%の還元率となる。よって、いったん楽天キャッシュを間にかませることが必要だ。

■楽天Edyの還元率は基本的に最大1.0%

 楽天Edyは200円の決済ごとに1ポイントが貯まる。また楽天カードで楽天Edyにチャージすることで200円ごとに1ポイントが貯まるため、合計で最大1.0%の還元率だ。また、楽天Edyの「ポイントプラス加盟店」では、200円ごとに2ポイントが貯まるので、最大1.5%の還元を受けることができる。具体的には下記の店舗だ。

・Ducky Duck
・椿屋珈琲店
・イタリアンダイニングDONA
・ぱすたかん
・こてがえし
・八重洲ブックセンター
・タイトーステーション(楽天Edy機能つき「タイトーステーションメンバーズカード」による支払いのみ)

■楽天ポイントカードも活用しよう

 楽天ポイントカードの加盟店なら、ポイントカードを提示することで、ポイント還元を受けられる。楽天ペイや楽天Edyと併用することでさらにお得だ。

 ここまで見てきた両者の特徴から、それぞれに向いている人について説明しよう。

■楽天Edyがおすすめの人

 楽天Edyは事前にチャージしてから使うため、チャージ金額に気を付けていれば使いすぎを防ぎやすい。クレジットカードのような後払いだと使いすぎが不安な人に向いている。また楽天ペイに比べると、比較的仕組みがシンプルでわかりやすいので、キャッシュレス決済の初心者にもおすすめだ。

■楽天ペイがおすすめの人

 楽天ペイは楽天カードや楽天キャッシュを活用することで、1.5%の還元率になる。還元キャンペーンを開催することもあるので、ポイントをより多く獲得したい人におすすめだ。また楽天銀行やラクマといった楽天関連のサービスからチャージできるため、「楽天経済圏」をよく利用しているユーザーにも便利だろう。

■使えるお店のチェックも忘れずに

 当然の話だが、近所のお店で使えるかも考慮しよう。先述のとおり、楽天Edyはスーパーで対応しているところも多い。スーパーでの買い物が多いなら、楽天Edyのほうがおすすめだ。

※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)

文=安藤真一郎/ライター・ファイナンシャルプランナー

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