Amazonのアプリアイコンがひっそり変更! 矢印マーク上の「ちょびヒゲ」が原因?

Amazonは、1月にiOSアプリのアイコンをアップデートした。その際のアイコンは、段ボールの上にギザギザとした青いテープがあしらわれ、ニコッと笑いかける口元を矢印で表現したデザインだった。ところがそのアイコンはとくに発表もなくひっそりと修正され、現在は段ボールにギザギザのないフラットな青色のテープが貼られ、その一部が剝がされている、というデザインに。
このAmazonのアイコンの微調整はユーザーの指摘がきっかけだと言われているが、Amazonはいったいなぜこのような変更をほどこすことにしたのだろうか…。

アイコンがある歴史上人物を彷彿とさせた?

(Image:Tada Images / Shutterstock.com)

豊富な品揃えとスピーディーな対応のAmazon

 今回刷新されたAmazonのアイコンだが、一部ネット上から「ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーのヒゲに似ている」とささやかれており、アメリカの大手ニュースメディアにも取り上げられるなどして欧米で話題を呼んだようだ。ロゴとしても有名な「amazon」というアルファベットの下に描かれた口元に見立てた矢印を、今回のアプリでも今回のアイコンでも使用したのはやはり「その矢印があれば世界中の人が『Amazonのサービスだな』と認識できるから」だろう。
 おそらくその狙いは間違いではなかっただろうが、その矢印のマークの上に“ちょびヒゲ”のようにテープを配置したのが運の尽き。自然と欧米ではアンタッチャブルなモチーフに寄ってしまったようだ。
 Amazonの広報担当がアメリカのウェブメディア「The Verge」に語ったところによると、このちょびヒゲアイコンに“利用者からのフィードバック”があったといい、指摘された問題点については明らかに今回の“ちょびヒゲに見えないテープ”へと変更されたようだ。

どんな商品でも人それぞれデザインの見え方は違う。今回刷新したアイコンでさえ、「○○に似ている」と声を上げる人はいるだろう。そんな中で、炎上を未然に防ぐためにデザインを微調整したのは正しい判断と言えるかもしれない。

(Image:rvlsoft / Shutterstock.com)

権威、優雅さを黒色の文字で表現し、オレンジで幸福・誇りを表すAmazonロゴ

 「AからZまで、あらゆる商品を網羅している」という意味をもつロゴの通り、多様なジャンルの商品を取り揃え、日々世界中で多くのユーザーに笑顔を届けているAmazon。読者の方々もほとんどの人が一度はサービスを利用したことがあるのではないだろうか。
 そんな世界的に好感度の高いAmazonだからこそ、今回のような小さな炎上の芽を摘んだ行為はリスクマネジメントが素晴らしいと言わざるを得ない。近年は各種SNSが急速に発達しており、悪評ほどものすごいスピードで伝播していく。さらにSNSのサービス上には国境などという壁も無いため一瞬で世界中に広まるとなれば、世界的企業ほど一度炎上した際のダメージは計り知れないものとなってくるだろう。
笑顔を届けるAmazonが、今回の一件でイメージを暴落させる前に対処したのは他企業にとってもよいトラブルシューティングの教材となりそうだ。

参照元:アップデートされたAmazonアプリのアイコン、とある理由から微調整されていた【GIZMODO

※サムネイル画像(@alexhern

オトナライフ編集部
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