LINEモバイル、ドコモ回線が利用不可に。ソフトバンク傘下で競合他社利用に制限?

LINEモバイルが4月6日以降に、システム改修のためドコモ回線を利用する音声通話SIMの一部でVoLTE通話を非対応にする予定だと伝えた。LINEモバイルによると、LINEフリー・コミュニケーションフリー・MUSIC+のプランに加入しているドコモ回線利用者は、新プランのベーシックプランに変更が必要となるという。VoLTEが利用不可になることで、通話の音質は従来の3Gになるという。3Gは、ガラケー時代の通信に相当するスペックだ。第五世代移動通信システムとして5Gが普及しはじめた現代に3G回線を使っているとしたら、おそらく周囲も驚いてしまうことだろう。旧プランを長く使っていたユーザーは、どのような心境でこの発表を見ているのだろうか。

LINEモバイルのプラン変更は3月31日まで

(Image:mobile.line.me)

ソフトバンク傘下になったことで、競合他社での通信がご法度になった?

 3月31日の11時をもって新規加入の受付を終了することが伝えられているLINEモバイル。同日以降もプラン変更やSIMカードの変更、再発行といった手続きは可能である。しかし、これを機にドコモ・au回線に変更したいというユーザーは同時刻までに対応しなければならないともいい、期限を迎えた後はソフトバンク一択となるようだ。また、VoLTEが使えなくなった場合、3G回線交換による通話が可能になる。競合他社の回線利用に対して、より一層シビアになる模様だ。
 5Gで高速通信の利用が促進されている現代において、3G回線で通話できるメリットが薄いと感じる人も多いのではないか。VoLTEが利用できることによって高音質の通話が可能になっていたが、それが利用不可となるのはユーザーにとって非常に痛手だ。LINEモバイル内で旧サービスやプランを切り離しにかかっていることが見受けられる。

ドコモ・au回線を契約している人は半ば“強制的”に新プラン変更?

 そもそもVoLTEとは、音声通話サービスを行う仕組みのこと。VoLTEが発表される以前、データ通信が遮断されたり、遅くなったりなど不安定な通信がトラブルとなっていた。そこでインターネット回線でも音声通話が可能になるように新たな仕組みがつくられたのが、VoLTEである。
 ドコモによると、3Gの音質は固定電話相当となるがVoLTEを使うことでよりクリアな音質に変化し、通話する相手との会話がスムーズになるのだ。そんなVoLTEが利用できなくなる、ユーザーも新プランに変更せざるを得ないだろう。新たな通信環境がもたらす今後のLINEモバイルの展開に注目が集まる。

参照元:LINEモバイルのドコモ回線旧プランで「VoLTE」が利用不可能に 4月6日以降(予定)【ITmedia Mobile】

※サムネイル画像(Image:mobile.line.me)

オトナライフ編集部
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