アップルの主要製品のひとつ「iMac Pro」が生産終了することが発表された。現状の在庫限りとなり、それが売り切れた時点で新品のiMac Proは入手できなくなる。iMac Proが発売されたのは2017年。スタンダードモデルでは対応しきれない高い処理能力を持ったプロのクリエイター向けのコンピューターとして注目を集めていた。今回のiMac Pro生産終了は、長年iMacを利用してきたクリエイターにとっては悲しいニュースではないだろうか。
デスクトップとPC本体の一体型

高性能プロセッサのXeon Wを搭載したiMac Pro
シンプルなカラーで統一されたスペースグレーのフレームに、ディスプレイとPC本体が一体となったiMac Pro。そのスタイリッシュな佇まいが多くのiMacファンのクリエイターたちの心を掴んできた。本体にはSSDが搭載されており、非搭載の機種よりも処理能力が高く設定されプロ仕様の性能を持ち合わせている。日々専門的な実務を行うクリエイターを中心に、クリエイティブな作業が要求される場面でも信頼できる“相棒”として好評を博していた。
一方で高すぎるそのスペックから、「プロユース以外では必要ない」という声も上がっていた。趣味の範囲で扱っている程度であれば、スタンダードモデルで問題ないのでは?と感じる人も多かったのではないだろうか。
MacRumorsの調査によると、iMac Proに代わる製品として2020年8月に発売した27インチサイズの5K iMacがユーザーにオススメだと伝えている。スタンダードモデルでも十分事足りそうである。また、新型iMac投入のウワサもあり、iMacヘビーユーザーも熱視線だ。