まだ間に合う! マイナポイントで5,000円をゲットするための申請から決済まで全まとめ

2021年9月末まで延長された「マイナポイント」。キャッシュレス決済を利用することで最大5,000円もらえるお得な制度だが、2021年3月末までにマイナンバーカードの申請をしないと、その権利を失ってしまうのをご存じだろうか? そこで今回は、QRコード付き交付申請書からマイナンバーカードを申請&取得し、マイナポイントで5,000円をもらうまでの手順を解説したいと思う。今ならまだ間に合うぞ!?

そもそも「マイナポイント」って何なの?

(Image:soumu.go.jp)

 マイナンバーカードの取得者だけが最大5,000円ももらえる「マイナポイント」。なんとなく知ってるけど、面倒くさくて放置している人も多いだろう。そもそも、マイナポイントとは、マイナンバーカード取得者がキャッシュレス決済を利用して決済すると、支払額の25%(上限5,000円)がポイント還元されるお得な制度。当初は2021年3月末で終了される予定だったが、あまりにもマイナンバーカードの申し込み者が少なくて、急遽2021年9月末まで延長されている。だが、マイナンバーカードを2021年3月末までに申請しておかないと、マイナポイントをもらう権利は失われてしまうのだ。
 いまだに、「マイナンバーカードなんていらない!」と思っている人も多いと思うが、マイナンバーカードは個人番号の確認以外にも顔写真付きの身分証明書になるし、コンビニのマルチコピー機で住民票や印鑑証明が取得できるほか、健康保険証や運転免許証の機能も追加される予定だ。今後、社会人なら持っているのが当たり前のカードになるだろう。詳しくは→こちらを参考にしてほしい。ちなみに、マイナンバーカードの取得にお金はかからないぞ。

 実は、2021年1月からマイナンバーカードを取得していない人全員に、QRコード付き交付申請書が郵送されているのをご存じだろうか? アナタのところにも届いていると思うが、このQRコード付き交付申請書を使うと、誰でもスマホで簡単に申請できるようになっている。QRコード付き交付申請書を使ったマイナンバーカードの申請方法は→こちらを参考にしてほしい。ちなみに、スマホの操作に不慣れな人は、同封されている書類に手書きして郵送で申請することも可能である。
 もし、QRコード付き交付申請書が見当たらない場合は、身分証明書や印鑑などを持って役所で相談してみよう。役所なら申請方法を詳しく教えてもらえるし、その場で写真の撮影もしてもらえる。とにかく、2021年3月末までに申請しないとマイナポイントをもらう権利を失ってしまうので、今すぐ申請したほうがよい。

マイナンバーカードを申請していない人には、このようなQRコード付き交付申請書が郵送されているはずだ。これがあればスマホで簡単に申請できるぞ!

申請書のQRコードを読み込んで申請ページにアクセス。顔写真はスマホで撮影し、氏名、生年月日、メルアドなどを登録するだけでいい。3月末までにやればマイナポイントの権利を確定できる

1カ月後に交付通知書が届いたら役所で受け取る

 マイナンバーカードの申請を行うと、申請内容に不備がなければ、約1カ月後に交付通知書が届くはずだ。あとは、本人が「交付通知書」「本人確認書類(身分証明書)」「通知カード」「住民基本台帳」を持って役所の窓口に行き、マイナンバーカードを受け取ればいい。
 ちなみに、身分証明書は顔写真がある運転免許証かパスポートなら1点あればOK。それ以外は健康保険証、年金手帳、社員証、預金通帳、各種年金証書などが2点以上必要になる。また、申請者が15歳未満の場合は親と一緒に受け取る必要があり、未就学児の場合は本人が行かなくても、親が受け取ることも可能となっている。

真ん中にある緑色のカードが「通知カード」。以前、全国民に配布されているはず。もし、紛失しても「通知カード紛失届」を提出すれば大丈夫だ

 マイナンバーカードを受け取ったら、すぐに支払に利用するキャッシュレス決済方法をひとつだけ決めよう。複数選んだりあとから変更することはできない。PayPayやd払いなどのスマホ(QRコード)決済だけでなく、SuicaやICOCAなどの交通系ICカードやnanaco、WAON、楽天Edyといった電子マネー、クレジットカードでもOKだ。対象となるサービスはマイナポイントの公式サイトで確認してみよう。
 マイナポイントは決済金額の25%がポイント還元されるが、上限が5,000円となっている。つまり、2万円チャージするか支払をすれば25%分の5,000ポイントがもらえるようになっているので、できるだけ普段から使っているキャッシュレス決済を選んだほうがよいだろう。
 ちなみに、キャッシュレス決済サービス会社のなかには、マイナポイントの申し込みで5,000円とは別に500円~2,000円の申し込み特典を付与しているキャッシュレスサービスもあるが、申し込み特典については2021年3月末で終了されるところが多いので、さほど気にしなくてよいだろう。

(Image:waon.net)

マイナポイントの5,000円とは別に申し込み特典をもらえるサービスもあるが、2021年3月末で特典が終了されるところが多い

(Image:pasmo-mynapoint.jp)

マイナポイントが9月まで延長されても、「PASMO(パスモ)」のように、当初の予定どおりマイナポイント事業を3月末で終了するサービスもある

 マイナポイントで利用するキャッシュレスサービスを決めたら、実際にマイナポイントを申し込んでみよう。マイナポイントは、おサイフケータイ対応のスマホ、パソコン、ローソンのマルチコピー機、セブン銀行ATM、郵便局・みずほ銀行・携帯キャリア・ビックカメラ・ヤマダ電機などに設置された専用端末などで申し込める。もし、「おサイフケータイ対応スマホ」を持っているなら、マイナポイントの申し込みは自宅で簡単にできる。申し込み方法は→こちらで確認してほしい。もちろん、おサイフケータイ対応スマホがなくてもマイナポイントの申請は可能だ。「コンビニ」での申し込み方法は→こちらで確認してもらいたい。
 なお、人気の高い「楽天ペイ」はおサイフケータイ対応スマホでしか申し込めないので注意してほしい。

ローソンのマルチコピー機(左写真)、セブン-イレブンなどに設置されているセブン銀行ATM(右写真)でもマイナポイントの申し込みは可能だ

マイナポイントの専用端末は様々な場所に設置されている。上写真は郵便局、下写真はみずほ銀行の専用端末だ

マイナポイントは受取&有効期限に注意!

 マイナポイントでキャッシュレス決済を申し込んだら、実際にキャッシュレス決済で5,000ptをもらおう。ただし、マイナポイントはチャージや決済金額の25%が還元される仕組みなので、2万円使わないと上限の5,000円にはならい点に注意したい。たとえば、au PAYは一気に2万円チャージすれば即時5,000ptを付与されるが、クレカなどはチャージできないので、9月末までに買い物で2万円以上支払わないと上限の5,000円を満額もらえないのである。
 受け取ったマイナポイントにも注意が必要だ。とくにWAONや楽天Edyといった電子マネー系は、付与されたポイントの受け取り作業を期限内に行わないと無効になってしまう。また、メルペイではポイントの有効期限が120日しかないので、失効する前に使い切ることを忘れないようにしたい。

こちらは筆者がau PAYでチャージしたときの写真。一気に2万円チャージすると、その場で上限の5,000ptが付与されている。あとはゆっくり5,000ptを使っていけばいい

電子マネー系は、基本的に付与されたマイナポイントを受け取りる作業が必要になる。しかも、受け取り期限を過ぎると無効になってしまうので十分注意したい(楽天Edyの場合)

 いかがだろうか? 2021年2月現在、いまだに国民の75%がマイナンバーカードを持っていないそうだ。マイナポイントのためにわざわざマイナンバーカードを取得するのは面倒くさいと思っている人も多いだろうが、いずれ様々な行政サービスや資格の証明書として必要になるだろう。どうせならこの機会に取得してみてはいかがだろうか? ちなみに、マイナンバーカードが将来必須になる理由は→こちらで確認できる。

●総務省「マイナポイント」(公式)は→こちら
●マイナンバーカード総合サイト(公式)は→こちら
●総務省「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」(公式)は→こちら

※サムネイル画像(Image:soumu.go.jp)

文=藤原博文/編集・ライター

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