楽天モバイル、5年前倒しのスピード感で回線エリア拡大を宣言!

楽天モバイルが回線エリアの拡大を急ピッチで進めていることが分かった。同社の発表によると、2021年の夏頃には人口カバー率で約96%を実現する見込みである模様。他キャリアが新規料金プランの発表に沸く中、地道な設備投資を続けてきている状況だ。
今回は、この発表が通信キャリアのシェア争いにもたらす意味と、楽天モバイルの今後の伸びしろについてお伝えしていく。

5年前倒しのスピード感で90%越え!日本中で使えるキャリアへ

(Image:Sulastri Sulastri / Shutterstock.com)

楽天モバイルの回線エリアが急激に拡大している模様

 2020年4月に正式サービス開始し、まもなく1年を迎える「楽天モバイル」。ここまで1年間無料の「無料サポータープログラム」に代表される大型キャンペーンで話題となってきた。さらにこの春に発表した、従量制プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では、「1GBまで0円」という、他社では考えられない“攻めた”料金プランで多くのユーザーを驚かせた。

 これらの大型割引や革新的な料金プランで新規ユーザーの獲得を進めてきた楽天モバイルだが、サービス面の充実もここにきて加速しているようだ。同社の発表によると回線エリアが今夏に人口カバー率で約96%に達する見通しであることが判明。当初の計画から5年前倒しともいわれるスピード感で、エリア拡大に取り組んでいると宣言しているようだ。

(Image:DANIEL CONSTANTE / Shutterstock.com)

楽天経済圏に属した潜在的な楽天モバイルユーザーは多いはず

 近年、オンラインショッピングから、電気料金、QRコード決済まであらゆるサービスを楽天グループにまとめることで、ポイントを有効活用する「楽天経済圏」が話題となっている。このことから、現在は他キャリアに属しているものの、サービスさえ整えば楽天モバイルに移行したいという潜在的なユーザーは十分いることが考えられる。今回の発表によって、通信エリアの不安が無いことが分かれば、多くの楽天経済圏の住人が、メインキャリアを楽天モバイルに変更するだろう。また、1年間の料金無料期間に大幅にユーザー獲得した楽天モバイルだが、あくまでも通信補助のためのサブキャリアとしての契約が多数であったと考えられる。そのままであれば、期間終了と共に大幅なキャリア離脱の危険性もあったが、「回線の不安が無いのであれば、せっかく契約しているし安価な楽天モバイルをメインにしよう」と考える人も少なくないだろう。

 これまでは、「無料」に代表される大型キャンペーンを打ち出す形で、あくまで新興キャリアという位置づけで戦ってきた同社。しかしここまで回線エリアのカバー率が上がった現在、ようやく大手3社と、プランや料金で“同じ土俵”に立って戦えるようになるのではないか。料金面では、3社に劣らないお得さを誇る同社だけに、この発表を機に大幅に契約者を増やすかもしれない。今後の楽天モバイルの勢いに期待だ。

参照元:楽天モバイルCMO・河野奈保氏に問う。【GetNavi web】

※サムネイル画像(Image:Sulastri Sulastri / Shutterstock.com)

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