折りたたみスマホ激増の予感? モトローラ「motorola razr 5G」がSIMフリー版発売!

モトローラの折りたたみスマートフォン「motorola razr 5G」が、今度は“SIMフリー”版で登場することが明らかとなった。国内キャリアではソフトバンクが独占販売することが伝えられていた同デバイスだが、SIMフリーでどのキャリアでも使えるようになったとなれば、「他キャリアユーザーだけどこのデザインが好き」というユーザーも使うことができるだろう。
今回は、razr 5Gが今後主流になっていくかもしれない折りたたみスマホへの移行の流れをつくれるかどうかに注目していきたい。

モトローラの新作スマホ、SIMフリーで登場!

(Image:Framesira / Shutterstock.com)

“画面を折りたたむ”という数年前には成し得なかった技術も世界に広まっている

 3月26日からSIMフリー版の発売を発表したrazr 5Gは、縦折りの折りたたみスマートフォンだ。開いた状態では通常のスマホとほぼ変わらないビジュアルだが、真ん中を中心に折りたたむと、あっという間に手のひらにもおさまるサイズへと変貌する。その姿はまさに「ストレートケータイから折りたたみに姿を変えたガラケー」と同じ進化の過程をたどっており、“パカパカ”ガラケーをよく知る30代以上の世代は逆に懐かしさを覚えるフォルムだろう。

 razr 5G は、2020年9月に海外で発売が開始され、日本国内ではSIMフリー版登場に先立ってソフトバンクが国内キャリアの中で独占販売をすることも報じられていた。
 隙間なく半分に折りたためるスマートさと、たたんだ状態でもタッチディスプレイで操作可能という利便性の高さが話題となっており、今後の折りたたみスマホの隆盛にも影響を与えることとなるかもしれない。

小さいながらスマホの利用に欠かせないSIM

 どこのキャリアでも使えるSIMフリーであることも、razr 5Gが折りたたみスマホを普及させるきっかけとなるポテンシャルを高めることになりそうだ。実は、razr 5Gをキャリア内で独占販売したソフトバンクはあまり業界シェアが高くない。
 総務省の「電気通信サービスの契約数およびシェアに関する四半期データの公表(令和2年度第2四半期(9月末))」によれば、ドコモ36.9%、au 27.6%に対しソフトバンクは21.5%というシェア3位の位置に留まっている。インターネット調査会社・マイボイスコムの発表した新プランへの乗換え意向の高さでも、新規参入の楽天モバイルにすら抜かれ4位となってしまっている状況だ。
 そんなシェアの伸び悩んでいるソフトバンクだけでなく、どのキャリアでも使えるようになったSIMフリー版であれば、razr 5Gがより多くの人の手に渡ることになるだろう。それはrazr 5Gの売上を伸ばすだけでなく、折りたたみスマホという新たなスタイルを世の中に浸透させることにもつながりそうだ。

 これから半年ほど経って、街中で折りたたみスマホをよく見かけるようになったとすれば、もしかしたらそれはrazr 5Gの功績が大きいと言えるかもしれない。今後のスマホトレンドにも注目だ。

参照元:モトローラが折りたたみ式の5Gスマホ「motorola razr 5G」のSIMフリーモデルを発売【@DIME

オトナライフ編集部
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