Google Playに10個の危険アプリがあった! Androidユーザーが絶対に油断してはいけないこと

現代では多くの人が利用しているであろうスマートフォン。人によってはさまざまなアプリをダウンロードして、通勤時間や空いた時間に楽しんでいるユーザーも少なくないだろう。しかし最近、そんなアプリの中に「危険性が潜んでいる」とされるものが複数あったことが報告された。
今回は、日々の生活を豊かにするために欠かせないアプリが、突然私たちの生活に危険を及ぼす存在になるかもしれないという事実をご紹介していきたい。

Google Playにあった危険なアプリ10個が削除される

(Image:dolphfyn / Shutterstock.com)

世界的なシェアの高いAndroidスマホを狙ったサイバー犯罪は枚挙にいとまがない

 今回、ニュース上で「危険なアプリ」として報じられたのは、Androidスマホでダウンロード可能なアプリ10個だ。アプリからは「Clast82ドロッパー」と呼ばれるものが検出されたといい、スマホユーザーがこれらのアプリをダウンロードするとスマホがハッカーによって制御されるようになり銀行アプリ等の個人情報流出のリスクが生じてしまうようだ。グーグルが運営するAndroidスマホの公式アプリストア「Google Play」では、悪意のあるプログラムが含まれるアプリを弾くセキュリティ対策が施されているが、今回の10件はそのセキュリティをかいくぐっていたようだ。
 現在これらのアプリはすべてGoogle Playから削除されているといい、ひとまずはこれ以上被害が拡大することはなさそうだ。

(Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com)

中国製アプリは懐疑的な目を向けられることも少なくない

 “ユーザーの意図しない挙動”をするアプリはこれまでもたびたび問題となってきた。今回のような明確に詐欺行為につながるタイプの他にも、アプリの得た情報が勝手に外部へと送信されるタイプも後を絶たない。2020年にはアメリカが、中国のバイトダンス社が開発運営を行う「TikTok」に対し、「国家安全保障上のリスクがある」とユーザー情報が中国政府へと渡ってしまうことを懸念する動きを見せたことは記憶に新しい。中国では政府が企業に対し情報を提供することを義務づける法律があり、TikTokに限らず中国で開発されたアプリ・ソフトは情報流出を懸念する声は根強い。

 中国への流出と悪意あるハッカーへの流出は、その目的もユーザー個人のリスクも大きく違うため、同種の問題として扱っていいかは微妙なところかもしれない。しかし確実に言えることは、Google PlayやiOSデバイス向けの公式アプリストア「App Store」の中にも、今回のニュースで報じられた悪意あるアプリが紛れている可能性はある、ということだ。「公式だから大丈夫」と油断してなんでも不用意にダウンロードしているようなユーザーは、一度意識を改めるべきなのかもしれない。今後は、個人のセキュリティ意識も高める必要がありそうだ。

参照元:Androidスマホで危険なアプリ10個見つかる【Sputnik 日本

※サムネイル画像(Image:rafapress / Shutterstock.com)

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