楽天モバイル、キャリア決済のSPU対応発表で、楽天ポイントは実質「1.5倍化」

「楽天モバイル」では、月々の通信料とアプリ等の使用料を合算する「楽天モバイルキャリア決済」をSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象とすることを発表した。対応プラン等を駆使すれば、楽天モバイルユーザーは毎月+1.5倍のポイントを楽天市場で得られようだ。
今回はこの発表がもたらす楽天経済圏への影響と、ユーザー獲得の可能性について考えていきたい。

楽天モバイルキャリアのSPU対応発表は、実質「1.5倍化」のお知らせ

(Image:Devina Saputri / Shutterstock.com)

モバイル部門の連携強化を見せた楽天

 楽天モバイルの発表によると、「楽天モバイルキャリア決済」がSPU(スーパーポイントアッププログラム)に対応することが判明した。楽天モバイルキャリア決済は、楽天モバイルキャリアで購入した有料アプリやアプリ内課金を月額使用料と合算して支払うことができるサービス。詳細を見てみると、楽天モバイルキャリア決済にて2,000円以上を支払った月は、楽天市場で付与されるポイントが+0.5倍されるようだ。さらに現在、楽天モバイルでは対象プランを契約している場合、+1倍となるキャンペーンも同時に行っている。これらは併用して適応可能な模様。
 つまり、楽天モバイルにて月額2,000円以上のプランを契約しているユーザーは、絶えずポイント+1.5倍にて楽天市場にて買い物ができることになる。

(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)

今回の発表は、契約者数の増加につながる予感

 あらゆるサービスを楽天に集約することで、ポイントの効率的な獲得を目指す「楽天経済圏」。こちらの住人としては+1.5倍は見逃すことはできない。楽天経済圏の人間にしてみれば楽天モバイルの契約は待ったなしと言えるだろう。
 SPUに関していえば、2021年4月以降の「楽天ゴールドカード」の大幅なポイント還元の引き下げのニュースが記憶に新しい。ほとんどのサービスにおいて通常の楽天カードと同じ+3倍へと引き下げされるという発表に、有料カード保持者からは「改悪だ!」という不平の声が寄せられた。今回の発表は、当時がっかりして経済圏からの離脱を検討しているユーザーの引き留めの一手となりうるか。
 先日には、総務省より個人情報や通信の秘密の漏えいについての指導を受けるなど、モバイル部門がグループにとっての不安要素なりうる面を見せたが、今回の経済圏との連携強化はモバイル部門がグループにとって大きな武器となる新たな可能性を見せた。

 昨年、一世を風靡した楽天経済圏。しかし、他サービスの台頭によりユーザーの選択肢は広まっている。さらには、ゴールドカードの改悪騒動や、総務省からの指導など少し暗いニュースが続いていた。しかし、ここにきてのモバイル部門との連携強化は経済圏活性化の追い風になるだろう。楽天モバイルが契約数を伸ばすことができるか、今後に注目だ。

参照元:楽天モバイルのキャリア決済、4月1日からSPU対象サービスに【ケータイ Watch

※サムネイル画像(Image:Devina Saputri / Shutterstock.com)

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